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新車の購入方法

 

マレーシアは車社会、車があると行動範囲も広がり便利です。

2016.2.15

 

 

マレーシアは車社会。LRTなど電車の交通機関も徐々に発展していますが、車があると行動範囲がかなり広く、便利に過ごす事が出来ます。マレーシアでは車に対する税金がとても高額なので中古車でも日本に比べて3倍ほど高額ですが、かわりに売る時にも査定額がそれほど下がりません。また、国産車もマレーシアのメジャーな車種として人気。国産メーカーではプロトンとプロデュアがあります。在馬日本人に比較的人気なのは低価格のプロデュア「MYVI」「ALZA」、また、日本車ではTOYOTAやHONDA、NISSANやMITSUBISHIなどの車が人気です。

 

 

 

まずは近所のショールームに足を運んでみましょう。

 

 

新車を購入予定の場合、パスポートと免許を持参し、まずは最寄りのショールームへ。担当者を決めたらショールームの中の車を見せてもらいます。ショールームは車社会のため、地域毎のショップロットなどで容易に探す事が出来ます。また、ショッピングセンターなどでも車を店内に運び入れてキャンペーンをしている事がしばしば。ショールームに置いてある車はもちろん試乗OKです。

 


気に入って購入を決めた場合、ローンかキャッシュか支払い情報を伝えて値段の交渉をします。一括払いの場合、支払い方法は「小切手」「バンクドラフト(振込)」滞在ビザの種類によってまだ現地口座がない場合は、国際送金が必要になります。クレジットカードは受け付けないディーラーがほとんど。車種だけ決めて後日購入の場合は、500RM程度を手付金として払います。

 

 

 

 

ここがポイント!マレーシアで新車を購入する際の注意点

 

 

1.購入の時期

購入から納車までは通常1週間以内で完了しますが、旧正月などの大型連休に重なると、納車を含めたすべての手続きが遅れがちになります。購入が決定して連休が迫っている場合は連休前の納車を確約してから購入した方が良いでしょう。

 

 

2.値段交渉の幅
およそ1000RM程度は新車でも値引きが可能。車両の値段はローンの方が安く設定されています。

 

 

3.日本で無事故だった場合
日本で車の保険を頼んでいる担当の方に、英訳の無事故証明をかならず貰っておきましょう。日本の保険の無事故割引率とは異なりますが、無事故証明があることによって無事故の年数は引き継がれます。年齢などは関係がありません。日本での無事故証明で、割引はマレーシアでも引き継ぎが可能です。

 

 

【無事故割引料率】
1年以上2年未満 25%
2年以上3年未満 30%
4年以上5年未満 45%
5年以上無事故 55%割引

 

 

※ディーラーによって取り扱い保険会社は異なります。マレーシアで保険に入る事は義務づけられていますが、カバーされている基本保障は対人/対物に対する保障・火災や盗難に対しての保障・対人なしの事故のみ。また、マレーシアでは公道で頻繁に草刈りが行われており、草刈り中に飛んで来た小石がフロントガラスに当たってしまう事があります。同乗者に対する保険や、小石がぶつかって壊れたウィンドウ修理などの保障は、オプションで入る事になります。この内一番心配な部分である「対人」に対する保障は無制限です。

 

※実際の事故があった場合、日本では保険で対応する事が多いのですが、マレーシアでは車の修理が非常に安価なので、小規模な事故では「示談」で済ませる事も多いため、その辺りをふまえて保険のオプションを選びましょう。事故の対応参照

 

※車両に対する税金(ロードタックス)は購入時に支払います。納付証明は車両の前にステッカーを貼ることが義務。車両にかかる税金は排気量により、下記の料金が年間でかかります。

 

 

1000cc 20RM
1300cc 70RM
1500cc 90RM
1800cc 280RM
2500cc 880RM
3000cc 2130RM

 

 

日本に比べるとかなり安め。これらの事務手続きが終わると、入金です。入金が完了したらレシートをディーラーに見せる、SMSや電話で入金の旨を伝えるなどしてディーラーに入金確認をしてもらいます。それが終われば納車を待つのみ。納車の際には担当者から携帯やショートメッセージなどで連絡が来ますので、ショールームに足を再び運んで「納車点検」を担当者と行います。

 

 

※この時点で車両にUVシートが装備されていない車の場合は、実費でUVシートを貼る事になります。これは後の燃費に関わってくるため、ディーラーから近くのシート屋さんに案内された場合、2000RM前後の日本製をおすすめします。 また、マレーシアでは日本と違い、一度付いた車のナンバーは廃車まで同じです。車を売却する際にはかならず車検証が必要になるので、車検証はコピーのみを車で保管、原本は盗難防止のために自宅で保管しましょう。問題がなければ納車は完了!

 

 

日本と同様に保障ももちろんあり。例えばプロデュアでは通常1ヶ月経過後の無料点検、1000キロ走行後の無料点検等々の保障点検の他、事故の場合のアシスタントサービスなどが付いています。これらのサービスは購入時に配られる小冊子に絵付きでわかり易く説明されています。

 

 

マレーシアで車を購入となると、知っておかなければならない事が多くありそうですが、実際に購入時にしなければいけない保険等、一連の作業は全てディーラーが主導で行ってくれます。車があれば海外生活のストレスがかなり軽減されますので、購入したいと言う思いがあれば気軽にショールームに足を運んでみて下さい。

   

※起業予定がある方で、現物出資を考えている方はかならず起業予定のダイレクター名義のレシートを貰っておきましょう。 

 

※マレーシアでローンを組む場合、審査機関が審査をする訳ではなく、車を担保に銀行に直接ローンの申し込みをするスタイルになります。ローンを申し込む際は、3ヶ月間の給与明細や採用証明書が必要です。車の場合は最長9年までローン可能。外国人が車のローンを組む場合は頭金として20%の頭金を用意と言われる事が多いのですが、実際は銀行との直接交渉のため、頭金を払わずに返済義務を伴わない保証人をたてる等、ローンの内容と交渉によって異なります。

 

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