マレーシアから日本まで(できるだけ)陸路で帰ってみた。前回まで、クアラルンプール、ペナン、ハジャイと国境を渡ってきました。今回はいよいよ、ハジャイからバンコクに向かいます。(マレーシアマガジン=ふくだたろう)
こんちにはふくだたろうです。
今回は、ハジャイ(ハチャイ、ハートヤイ、Hat yai)からバンコクまでのタイ国鉄寝台列車の旅についてです。
チケットは、オンラインで予約しました。
下調べ時、タイ国鉄のホームページからチケットを予約できるとの情報を得たため、ホームページからチケットを予約するはずでした。
しかし、それをすっかり忘れていたため、出発の2日前にマレーシアのペナンで慌ててホームページを確認します。すると、目に入ってきたのは「Sold out」の文字。焦る筆者。明らかに不機嫌になる友人。不穏な空気が流れます。最速のチケットでも5日後で、「どうしようか……」と小一時間呆然としていました。すると突然、Sold outの文字が消えます。2人して「おっ⁉」と叫び、チケットを確認してみると、一等寝台車に2席空きがあります。どうやらちょうど二席のキャンセルが発生したようでした。乗る予定だった二等寝台車に比べれば少し割高でしたが(二等寝台車は約800バーツ)移動できることが最優先だと考え、一等寝台車を予約し、無事バンコクへ向かうことができました。
ホームページでチケットを予約した場合、メールにPDFデータが送られてき、列車に乗るには、そのPDFデータを印刷する必要があります。チケットを予約した際、筆者はペナン島に滞在していたため、ジョージタウンにあるMBE(Mail Boxes ETC)でデータを印刷しました。
10月5日、ホテルからハジャイ駅へと向かいます。
移動方法:Grabタクシー
時間:約10分
費用:70バーツ
外務省の海外安全ホームページでは、ハジャイのあるソンクラーという地域は危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください)に指定されています。滞在中に身の危険を感じることはありませんでしたが、渡航の際には十分に注意が必要です。
10月5日、いよいよハジャイ駅からバンコク駅まで向かいました。(Hat yai stationから終点Bangkok station)
移動方法:寝台列車 Train38 Super Express(タイ国鉄、State Railway of Thailand)
時間:約17時間(予定18:10発 翌10:10着、実際18:30発 翌11:30着)
費用:1,594バーツ
どのレストラン、カフェにもWifiがありました。周辺にはRobinsonデパートメントもあります。
検査用のゲートがありますが、ノーチェックで自由に出入りすることが可能。そのため、タクシー運転手が駅のホームで客引きをしています。
窓口での切符購入も可能。
のびのびしすぎている犬たち。
今回乗車した列車:Train38 Super Express
10月5日18:10発の予定でしたが、20分遅れの18:30に発車。
石鹸とコップが付いていました。
食堂車
チキングリーンカレーセット 130バーツ
乗車して気づいたこと、揺れる。
文字通りガタンゴトン揺れます。トイレへ行くのにも一苦労。
さらに、シャワーがない。
勝手にシャワーはあるものだと思い込んでいました。無ければ仕方がないため、持っていたタオルを濡らし、身体を拭きます。
そして、寒い。
エアコンが異様に強い。パーカーを一枚羽織ってもまだ寒い。エアコンが直接当たるため、上段は特に寒い。
ですが、意外と快適。
眠れるかな…と不安に思っていましたが、電車の揺れと走る音が心地よく、しっかり8時間の睡眠を確保できました。8時に起床してからも、10時の到着予定時刻に向けて荷物の整理や朝食を済ませたりしていると時間はあっという間に過ぎたので、長時間移動に飽きることもありませんでした。
車窓からの眺め
夜
朝
10月6日11:30頃、バンコク駅へ到着。
バンコク駅に着くと、しつこいぐらいにタクシー、またはトゥクトゥクの勧誘を受けます。その際に、Grabタクシーの予約画面を提示し、「これより安いなら乗る」と交渉するとGrabよりも安く目的地に行けることがあります。
実際に筆者はGrabで120バーツかかるホテルまで、トゥクトゥクで100バーツの提案を受けました。
記事掲載日時:2019年10月23日 10:58