マレーシア移住のデメリット5点とは
マレーシア移住のメリットは、テレビや雑誌などでよく伝えられています。
では、デメリットには何があるのでしょうか。結論から言えば、「人によってデメリットは異なるので、自分の目で行って見てみましょう」なのですが、それではあんまりなので、在住者の間でよく語られるデメリットのうち、よく話題になるいくつか共通点をご紹介しましょう。
1思ったより治安が良くない
「治安が良い」というイメージのマレーシアですが、日本から移住してきた多くの人が語るのが「治安が思ったよりも良くない」ということです。
大使館によれば、日本人があう犯罪の多くは,スリ・置き引き,ひったくりなどです。また,路上強盗やタクシー強盗も報告されています。
特に子連れで移住した場合、日本のように子供一人で外を歩くのは推奨できません。日本大使館では、昼間でも、徒歩での行動には十分注意を、と促しています。また、マレーシアでは,「パラン刀」という刀で被害者を傷つけて金品を奪う路上強盗も発生しています。
また、ゲーテッドのコミュニティに住むとか、セキュリティの高いコンドミニアムに住み、外に出るときは車で移動するなどの工夫が可能です。
犯罪状況については、外務省の「海外安全ホームページ」に詳細が出ています。
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_017.html
2車社会で不便である
マレーシアは車社会です。「車がないのは足がないのと同じだよ」という現地の方もいるほどです。最近ではGrabが登場し、車を運転しない人でも随分と便利になったものの、それでも、夕方や大雨になると、車が捕まらずに動けない、ということがるようです。
車がなくて移住する人は、タクシーよりも、Grabなどのカーシェアリングサービスのアプリを入れておくと、かなり便利に移動できるようになります。
3ヘイズがときどき起きる
マレーシアには「ヘイズ」と呼ばれる煙害が起きることがあります。年に多いときで数回、主にインドネシアからの野焼きや山火事の煙が、大気汚染の原因となります。ヘイズの時期は空気が悪くなるため、マスクを着用する、水を多く飲む、空気清浄機をつけるなどの対策が必要になることがあります。
4 南国なので虫が出る
南国なので、虫が結構生息しています。特にマレーシアの家は日本と違って気密性がなく、隙間が空いていることがほとんど。そのため、都会に住んでいても、アリや蚊、ハエなどを見ることも多いです。蚊はデング熱などの媒介者になるため、定期的にフォギングと呼ばれる殺虫をしていることもあります。
5 「日本と違う」がストレスになる人も
移住者の中には「日本と違う」ということがストレスになる人もいます。
また、日本を基準にしてなんでも比較するタイプの人は、別の意味で「常識が違う」とストレスを感じることがあるようです。中には「日本のお稽古事が続けられない」「好きな日本食が手に入らない」ということがストレスになる人もいます。
ではどうするか
移住してくる人のライフスタイルや、お金の余裕によっても満足度は大きく異なります。まずは、短期間でも住んでみるのがお勧めです。AirBNBなど、短期で住めるコンドミニアムがありますので、借りて、在住者のように暮らしてみると、自分が我慢できるポイントが見えてきます。