【2020年版】日本からマレーシア移住にかかる費用を試算してみた

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出発前に知っておきたいお金の話

憧れの海外移住がいよいよ現実的な話となった段階で、改めて向き合ってほしい「移住とお金」の話。現地で実際に生活していく上での費用等はシミュレーション出来ていても、案外、日本でかかる移住前の費用に関しては関心が薄いという方も多いのではないでしょうか。

インターネットのサイト等では「貯金がなくても海外移住出来た」など、楽観的な話もちらほら。ですが結論から申し上げると、それは残念ながら難しい話と言わざるを得ません。

その点に関して、海外移住の人気国として定評のあるマレーシアの場合はどうなのでしょうか。今回は海外移住を計画するに当たってぜひ知っておいて頂きたい、準備のためのお金の話をしていきたいと思います。

マレーシアへの移住に際してかかるお金の内訳

マレーシアへの移住に関してはかかるお金は最低でも70万円~150万円程度は用意しておきましょう。後述する通り、マレーシアへの移住に当たっての必要経費とは、以下の5つに大別されます。今回は「移住」という観点から、MM2Hビザ取得の上でマレーシアへ移住するというパターンで考えてみたいと思います。

項目 費用
移動にかかる費用 15~20万円前後
生活にかかる費用 18~88万円前後
ビザ取得費用 20万円前後
引っ越しにかかる費用 10~15万円前後
その他費用 10万円前後
  • 移動にかかる費用…下見(あるいはMM2H取得)のための旅費、実際に渡航するための旅費
  • 生活をするためにかかる費用…マレーシアで生活を始めるに当たっての家具や備品、賃貸物件契約のための前金など
  • ビザ取得費用…「移住」という点に着眼して、MM2H取得にかかる費用
  • 引っ越しにかかる費用…日本からマレーシアへ荷物を送る際の費用
  • その他の費用

それぞれ順を追って、具体的な金額を挙げながら説明していきましょう。

移動にかかる費用【15~20万円前後】

MM2Hを取得の上でマレーシアへの移住を検討する場合には、最低でも一度はビザ受取のためにマレーシアへ渡航しなければなりません(個人で申請する場合は最低2回の渡航が必要)。それと同時にマレーシア国内の新居を決めておくという方も少なくありません。

①移住の下見(あるいはビザ取得)のための航空券代金

出発する時期や期間にもよりますが、最低でも5万円程度の予算は考えておいた方が無難です。日本各地からクアラルンプールまではLCCが就航していますので、航空券代に関してはかなり低価格になりました。

②実際の移住に伴う航空券代金

1回目の渡航と比べ日本からの大きな受託手荷物を持参することで追加料金が取られる点などを配慮し、10~15万円ほど必要になる可能性もあります。

生活にかかる費用【18~88万円前後】

マレーシア内で賃貸物件を探し、実際に暮らすまでには本当に様々な費用がかかります。

①敷金や前家賃など

まずは日本でも一般的に言われる敷金や前家賃の風習は、マレーシアでもそのまま存在します。月6万円のコンドミニアムを借りた場合、約3ヶ月分(18万円)のお金が必要になってきます。

②家具家電など

また、その新居に家具や家電は備え付けられているかも重要なポイントです。「フルファーニッシュ(家具家電付き)」のところもあれば、「パートリーファーニッシュ(家具家電の一部のみ付き)」、「ノーファーニッシュ(家具家電なし)」のところもあり、形態は多様です。

予算的には家具家電付きの賃貸物件ほど高い傾向がありますが、長くマレーシアに住む場合はノーファーニッシュ物件にして、自分の好きな家具家電を揃えてしまうという方もいます。その場合はやはり20万円程度の出費を覚悟しましょう。

③車

そしてマレーシアでの暮らしに際して重要なのが、「車」です。マレーシアではgrabなどタクシーの利用頻度は高いですが、それでも、この国における自家用車の必要性は極めて高いと考えて間違いありません。マレーシアの車の値段は新車でも中古でも、そこまで変わらないというのが大きな特徴です。車検もないに等しい国なので、安心安全を求めたら最低でも50万円程度の車購入費用を見込んでおいて方が無難と言えるでしょう。

ビザ取得費用【20万円前後】

MM2Hの取得に当たっては、全て個人で行う方法と、代行業者に依頼する方法の2つがあります。マレーシア政府も正規代行業者の存在を公にしていますので、個人で申請する手間を考えたら、代行業者に依頼するのも得策かもしれません(パッケージで20万円前後)。

ただし、取得のための費用という点では個人での手続きに一日の長があります。健康診断の費用や医療保険の代金なども加味しても、5万円程度で収まります。ですがこの場合に考慮しなければならないのは、個人申請の場合は銀行口座開設のために1回、その後帰国し開設口座へ預託金を送金しビザ本申請のために2回目、という2回の渡航が必要になる点です。

これらのことを踏まえると、費用の面では個人取得・代行業者依頼、どちらも大差はないと言うことが出来るのではないでしょうか。

引っ越しにかかる費用【10~15万円】

日本で不要なものを処分する費用、そして日本からマレーシアへ必要なものを送る費用がこれに当たります。

①日本の住まいにおける不用品処分の費用

まずは日本での不用品処分に関して。本や古着などは買取してくれる業者もありますが、買い取ってくれない大きなゴミはお金を払って処分する必要があります。これで約5万円。

①日本から送る荷物の費用

そしてマレーシアへ必要なものを送る費用に関して。海外への引っ越しで有名な「日通」のホームページを調べてみると、

  1. 梱包材料の提供(大小箱の組み合わせ、テープ、緩衝材等)
  2. 事前にご自宅へ梱包材料・書類の配達
  3. お約束日に、お荷物を引取り
  4. 海上輸送、通関、⑤お荷物日本到着後、配達日程の打ち合わせ、その後ご自宅までご配達

まで全てお任せした上で、下記のような料金プランが掲載されていました。

パック数 個数 お客様梱包 弊社梱包
1パック 1個~4個 MYR 1,500 MYR 1,600
2パック 5個~8個 MYR 2,200 MYR 2,400
3パック 9個~12個 MYR 2,700 MYR 3,000
4パック 13個~16個 MYR 3,100 MYR 3,500
5パック 17個~20個 MYR 3,500 MYR 4,000

単身か家族連れか、あるいはどれだけ日本のものを持ち込むかにもよりますが、安くて5万円~、5パックで10万円強の費用がかかることになります。

その他の費用【10万円程度】

マレーシアへの移住に当たり、この国特有の様々な事情を予め知っておくことで、急な出費にも対応できます。

その中でぜひ覚えておいてほしいのが、賃貸物件を内見する際の「内見手数料」に関して。

マレーシアへの引っ越しが決まると、何よりもまずは新居選びで気持ちがワクワクしますよね。マレーシアへの下見の際には、ぜひ幾つか賃貸物件を見てみたいと思う方も多いと思われます。

ですがここで気を付けてほしいのが、特に日系の不動産会社に依頼すると「内見手数料」が徴収されるという点です。内見の際に契約まで進めばこの手数料はかかりませんが、「部屋だけ見せてもらって、日本でゆっくり考えよう」というような場合は、1~2万円前後(会社によって異なる)の手数料がかかります。

マレーシアの賃貸物件の契約に当たっては、入居希望日の1~2週間前に内見、契約するとういう流れが通常です。何か月も前の入居予定にも関わらず部屋を内見するとなると上記のような手数料もかかりますし、もちろん、物件のキープも出来ません。

つまり実際にマレーシアへ移住するとなると、スケジュール感としては

<入居の1週間前>物件の内覧・契約

<入居日>鍵の引き渡し

となり、契約から入居までの1週間程度の仮住まい(ホテルやゲストハウス)と生活費のの予算10万円程度は考慮する必要があります。

まとめ

今回まとめた5項目を加算していくと、マレーシアへ移住ための費用としては

  • 最低でも70万円前後
  • 車や家具の購入をする場合は150万円以上

の出費を覚悟しなければならいということがわかりました。

旅行ではなく、この国で「生活する」ということを踏まえた上で、不必要な支出は避けつつも、必要な経費は惜しみなく出すくらいのメリハリある準備を心掛けたいものです。