マレーシア移住に保険は必要?現地の保険事情
目次
マレーシアの保険事情
マレーシアに移住しようとしている方にとって、保険は気になるポイントですよね。マレーシアの保険事情は日本と違うので、戸惑う部分もあるでしょう。しかし、保険に関しては、しっかり入っておかなければ高額な費用が必要となったり、トラブルに巻き込まれたりする可能性が高くなります。まずはマレーシアの保険事情について把握しておきましょう。
マレーシア保険の最多シェアは自動車保険
マレーシア保険の最多シェアは自動車保険です。日本と比較し、自動車運転のマナーが良くないことに驚く方も多いでしょう。マレーシアでは頻繁に交通事故が発生しています。
1年間に55万件程度発生していますし、交通事故による死亡者も年間6000人程いるのです。
交通事故を減らすための対策としては、弾力価格制が自動車保険に組み込まれています。
具体的には、固定の保険料ではなく、それまでの事故歴などを考慮し、保険料が決まる形になっているのです。
保険料を決める要因としては、事故歴のみならず、年齢、自動車の車種、排気量、使用年数、安全性など様々なことが考慮されます。事故による保険請求が一定期間なければ、保険料も割引になるため、自動車運転のマナーを改善させる策としては有効でしょう。
マレーシアの医療・健康保険
マレーシアでは比較的肥満傾向の人が多いので、生活習慣病にかかりやすいと考えられています。そのため、医療・健康保険の請求額が増加している傾向にあります。生活習慣病の増加の背景から、医療保険の引き上げが検討されています。
マレーシアの生命保険の特徴
マレーシアの生命保険は、日本の生命保険と異なる点があるので、把握しておく必要があるでしょう。生命保険に加入する際、健康診断の証明が必要などの要件は日本の生命保険とそれほど違いはありません。
マレーシアでは、生命保険は貯蓄性の高い保険が多くなっているのです。マレーシアの生命保険は死亡保険がメインとなっており、加入する際に払込期間、保険期間を決めます。
一定期間に達すると、解約する形になり、返金されるシステムになっているのです。
万一期間内に死亡した場合はもちろん保険金が支払われます。
日本と比較して、貯蓄性が高くなっている分、死亡補償金額は低めと考えると良いでしょう。マレーシアから帰国する場合、保険を解約するか迷う方もいますが、日本の口座から引き落としが可能であれば、継続することができます。事前に保険会社へ確認するのが良いでしょう。また、マレーシアから日本に帰国する場合は、マレーシアの口座は解約する必要があります。
その他損害保険/留学保険など
マレーシアに留学したり、ロングステイしたりする際は、様々な不安がありますよね。
自分に合う保険に入っておくのが安心です。まず、マレーシアで安心して生活するために重要なのが、家財保険です。落雷、火災、水漏れ、盗難、爆発など、マレーシアでの生活では何が起こるか分かりません。
家財保険ではこれらを総合的に保障することができるのです。ゴルフをする際におすすめなのが、ゴルファー保険です。ゴルフの練習中や競技中に第三者へ損害を与えた場合に補償を受けられる保険になります。
クラブの盗難、損害、自分自身の怪我などに対しても補償を受けられます。傷害保険は、疾病は除きますが、日常生活での怪我、負傷の治療費を受けることができる保険です。マレーシアで生活する際、入っておくと安心でしょう。また、賠償責任保険もあります。これは、日常生活で他人の物を壊すなどしてしまった際に補償を受けられるものになります。トラブルを防ぐのに有効でしょう。
マレーシアでの保険加入の注意点
マレーシアに移住する際、保険に加入することになりますが、その際に注意点があります。保険は複雑なイメージがあるため、加入するのが面倒と感じたり、日本の保険のままで対応できると考えていたりする方もいるでしょう。しかし、マレーシアと日本では保険の加入方法やシステムが異なるため注意が必要です。
マレーシアでは事故や病気、トラブルが多数
マレーシアにロングステイする際、保険について考えるのが面倒という方もいますよね。しかし、マレーシアでは、病気になったり、事故に巻き込まれたりするリスクがあります。日本国内で暮らしているときよりも確率は高いでしょう。万一のときに焦らないよう、保険の検討は忘れずに行いましょう。
日本での健康保険は活用できない
日本国内で加入している健康保険は、マレーシアでは利用できません。健康保険が利用できない場合、高額な費用が請求される可能性があるので注意が必要です。数百万円もの費用が必要になったケースもあるので、健康保険は忘れずに加入するようにしましょう。また、トラブルに巻き込まれたり、第三者の物を破損してしまったりした際も、保険に入っていないと危険です。
マレーシアでも日本語対応可能なスタッフが在籍
マレーシアでトラブルが生じると、言語の違いでスムーズに保険内容が適用できないのではないかと不安になりますよね。トラブル時に日本語対応可能なスタッフからのサービスが受けられるような海外保険に加入しておくと安心でしょう。対処に関しても的確なアドバイスを受けることができます。
旅行代理店で海外保険に加入すると費用が高くなりがち
マレーシアに滞在する場合、保険に加入することが大切です。しかし、旅行代理店で海外保険に加入すると、費用が高くなりがちなので注意が必要です。海外へ滞在中は、事故、病気などで治療が必要になったり、物が盗まれるなどのトラブルに合ったりする可能性があります。それらに対応できるよう、旅行代理店では手厚い保険を勧められるため、費用が高くなるのです。
Webで申し込むとお得になる
海外保険をWebで申し込むと、費用を抑えることができます。人件費を抑えられるため、安い価格で提供できるのです。保険会社はwebで加入している保険を専用サイトで案内しています。手軽にスマホなどから申し込めるのもメリットでしょう。費用を抑えて充実した保険に加入したい方におすすめです。
海外旅行保険付きのクレジットカードを作る方法あり
マレーシアに滞在する際に保険料を抑える裏ワザとして、海外保険付きのクレジットカードを作る方法があります。中には年会費が無料で、海外保険が付いてくるクレジットカードがあるので魅力的です。しかし、滞在が長くなりすぎると、海外保険の延長ができないケースがあります。保険料が安いという理由で、病院を利用しすぎる人がいるので、厳しい対応になることがあるのです。
まとめ
マレーシアに移住する際、保険は非常に重要です。しかし、日本とマレーシアでは保険事情が違うので戸惑う部分もあるでしょう。マレーシア在籍中は、日本よりもトラブルが発生する可能性が高くなります。自動車保険、医療保険、生命保険など必要な保険を検討し、加入するようにしましょう。加入方法によっても費用が異なるため、可能な限り安くで充実した保険に加入できるようじっくり検討することが大切です。