40代からでも大丈夫?マレーシアで日本人向けの求人を探してみた

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40代でも就職できる?マレーシアの就職事情

マレーシアは東南アジア諸国の中で最も移住先として注目されている国のひとつで、事実として日本人移住者は増加傾向を見せています。

30代から40代の日本人移住者も増えているマレーシアですが、就職事情はどうなっているのでしょうか?

日系企業の進出が大変活発であることもあいまって日本人向けの求人がとても多くなっており、マレーシアに特化した求人情報サイトもあるほどです。果たしてこの求人の多さが40代であったとしても当てはまるかどうかですが、結論から言うと40代であったとしても求人はあります。

実際に40代で就職できるものとしてどのような仕事があるのか、40代でマレーシアを目指す理由と併せて見ていきましょう。

未経験でも応募できる求人

40代であったとしても既に日本で経験のある業種や職種(例えば営業職など)であれば求人は十分にあります。一方でこれが未経験歓迎という条件になると、どのような仕事があるのでしょうか。

以下に未経験でも応募できる仕事をテーブルにリストアップしましたので参考にしてみてください。

未経験歓迎の仕事 特徴
コールセンター 経験も英語力も不問な求人の代表的な存在。日本人の顧客を相手に対応する業務柄、英語もあまり使わない場合が多い。
事務系 業界、職種問わず社会人経験があれば応募できる職種。日系企業の求人が多いので英語力もあまり求められないことが多い。
飲食スタッフ 経験も英語力も不問にしていることが多く、日本料理店を中心に日本語のできる人材を求めているので求人は多い。
旅行スタッフ 経験は基本的に不問。その代わりにツアー会社などとのコミュニケーションなどから一定の英語力が求められる。
日本人向け塾講師 日本人の児童生徒を相手に教育する業務柄、英語力は求められず、経験についても不問にしている場合が殆ど。
不動産会社 不動産会社については社内の多くのポジションで業界経験及び英語力不問で募集を行っているところが多い。

未経験可能となるとかなり絞られてしまう感が否めませんが、この中で最も代表的なものにコールセンターがあります。コールセンターは年齢問わずマレーシアでの就職の第一歩として就業されている方が多く、その中には例外なく40代の方も含められています。

また、実はコールセンターにはマレー人の社員があまり配置されていないことが多く、実際には外国人の方が多いようです。そのため、ネイティブな人材の中に日本語のできる人材、つまり日本人を求めているということになります。ですから日本語ができること自体が武器になる場合が多く、これが40代でも就職しやすくなっている決定的な理由になります。そこに英語力がさらに加わると鬼に金棒です。

全体的に未経験可能の仕事は英語力も不問にしているところも多いですが中には旅行スタッフのように経験は問わないものの英語力を問うところもあります。

いずれにせよ、全ての仕事で共通することとしては、たとえ英語力が不問であっても、英語力があるとそれだけ仕事に幅が広がり、キャリアアップなどにもつながるという点です。また、資格を持っていればなおのこと仕事に幅が広がります。

日本人向けの語学力不問の求人

経験不問の職種があるという点と併せて、語学力が問われず、かつ40代でも就職できる仕事というと、どのようなものがあるのでしょうか?

語学力とは言ってもここではマレーシア語の能力は求められません。これは多くのマレーシア人が英語を使うことができるためで、そのために語学力を求められるときは英語力を指しているということになります。

語学力不問の仕事 特徴
コールセンター 経験も語学力も共に不問になっているマレーシア就職の定番のひとつ。求人がとても多い。
飲食スタッフ 日本人が多いだけ日本料理店の数も多く、特にクアラルンプールなどを中心に日本語のできる人材を募集しているところが多い。
日本人向け塾講師 日本人の児童生徒を相手に教育する業務柄、語学力は基本的に求められない。
日系クリニック 日本での資格や経験があれば英語力不問で看護師や医師などを募集しているところが多い。
不動産会社 多くのポジションで経験も語学力も不問の上で募集しているところが多い。
ITエンジニア IT系の職種はマレーシアに進出しているIT企業の人材不足から、語学力については不問にしているところが殆ど。そのかわりにこれまでのIT業界での経験やノウハウなどが求められる。
事務系 業界経験のみならず英語力もあまり重視されない。
営業職 相手が日系企業であることが多い業務柄、最低限の英語力があれば求人のある職種になっている。

語学力不問で応募できる仕事の代表的な存在としてここでも同様にコールセンターを挙げることができます。他に前項で挙げられた未経験でも応募可能な仕事として他に飲食スタッフ、不動産会社、日本人向け塾講師、事務系が入っていました。

それ以外では日系クリニック、ITエンジニア、営業職がリストの中に入りましたが、これらは英語力は問われなくても業界経験や資格などが求められるカテゴリーになります。また、営業職については業務柄英語力があまり求められませんが場合によっては相手が日本人でない場合もあるので英語力が求められる場合もあります。これらのカテゴリーのついては40代にアドバンテージの高いもので、理由は業界経験を既に積んでいる場合が多いためです。業界経験を積んでいるということはそれだけスキルも備わっているということですから会社はそこを高く評価します。つまり、ここでは業界経験とスキルを提示すれば40代だからこそ有利に進められるということです。

いずれの仕事も就職を決めた後に並行して英語力をコツコツ身につければ仕事の幅がさらに広がり、キャリアアップなどにもつながるので英語学習は可能であれば行った方がいいでしょう。

40代でマレーシアへ行く理由

ハンディキャップが多いかと思えば実はアドバンテージも少なからず存在する40代でのマレーシア就職ですが、就職される方はどのような理由でマレーシアを目指すのでしょうか?

日本で体験できない経験

日本では体験できない経験を積みたい、このようなアンビシャスな目的をもってマレーシアへ行かれる方は多いです。マレーシアで働いてグローバルビジネス感覚を身に着けたり、中にはマレーシアで経験を積んだ上でシンガポールなどの第3国での挑戦の足掛かりにしようと考えている方もいます。いずれにせよ、40代からであっても挑戦したいという精神が根底にあるのでしょう。

英語力に縛られずに就職できる

英語力が不十分であっても海外就職に挑戦したいという方ももちろん少なくはないです。その上でマレーシアにはコールセンターなどをはじめとして英語力不問の求人や日本語力が武器になる求人が多く、挑戦しやすい環境になっています。

語学力が身につきやすい

いくら就職時に英語力をあまり問われないとしてもいざ移住して働き始めてみると英語を使う場面にも少なからず遭遇するようになりますし、日常会話に至っては基本は英語が中心になります。このような環境におかれるため、英語学習については日本にいるときよりもはかどりやすくなっています。

就職するには移住やビザの問題も

40代からのマレーシア転職に当たっては、語学力や経験などの能力云々以外に、まだまだ考えなければならないことがたくさんあります。その一つがビザに関して。マレーシアで就職するのですから、当然マレーシアに移住することになりますよね。つまり、そのためのビザが必要になってきます。

まずは適用されうるビザについて以下のテーブルにリストアップしましたのでご覧ください。

ビザの種類 ビザの概要
雇用パス(Employment Pass) 就労ビザの一種で、最も利用されているものになる。滞在期間は2年~5年程度。
レジデンスパス(Residence Pass) 国家重要経済分野において求められる優秀な人材と認められれば可能で、最長10年間滞在が可能。
プロフェッショナルパス(Professional Pass) 技術指導や設備管理などで就業する人向けの就労ビザで、滞在可能期間は1年未満と短くなっている。
MM2H 就労ビザではないが最長10年に渡る滞在が可能になる。就労許可については現地で取得することになる。

上記で紹介したビザの中で最も注目を浴びているのがMM2Hというビザです。これはMalaysia My 2nd Homeの略称で、最長10年という長い滞在が可能という点が特徴的です。ただし、提出書類が大変多く、作業も煩雑なので代行業者に委託する場合も多いです。

ただし、10年間とまで言わず5年程度で十分であるなら雇用パスが中心になってきます。プロフェッショナルパスはマレーシアで就職するには期間が短すぎるので推奨はあまりしません。

まとめとして

MM2H取得の上でマレーシアに移住するとなると、基本、現地での就業は出来ないとお考え下さい。ですので順番としては

  1. とりあえずMM2Hを取得して現地(マレーシア)へ移住してみる
  2. MM2Hを保持しながら現地で転職活動をしてみる
  3. 内定後、MM2Hをキャンセルし各種就業ビザに切り替える

という手続きが必要になります。 また、移住するということでご家族を伴う場合についても注意が必要です。ご家族を同伴する場合で雇用パスを取得している場合、ご家族にはDependent Passを取得してもらうことになります。その上で、配偶者がさらにマレーシアで就労する場合は、現地で就労許可をとっていただくことになります。

このように、マレーシアで就職する際には求人が多いか少ないかだけでなく、他にさらに移住に絶対必要なビザなどのことについても考慮しなければならないのです。

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