マレーシアを拠点にしてアジアを制する!海外起業の魅力
目次
今東南アジアでの起業がアツい?
国内だけでなく世界へと進出する日本の企業は数多くあります。
そんな中進出する企業が多い地域として東南アジアが挙げられます。
では何故東南アジアへ進出する企業が多いのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
東南アジアに進出する企業が多い?
近年新たな市場として東南アジアが全世界から注目されています。
事実東洋経済の調査によると2005年以前に比べると現在東南アジアに進出している企業の数は倍以上まで増えています。
中でも日本企業の東南アジア進出は顕著で、2016年の時点でインドネシアで1810社、マレーシアには1362社、タイには1783社といったようにかなり多くの企業が東南アジアに支部を構えているのです。
東南アジアには親日家の国も多く、日本企業としてのブランドが最大限活きるというのもこれだけの企業が進出している理由の一つとなっています。
特にマレーシアに進出する企業は多い?
多くの外資系企業が東南アジアに進出している中、近年マレーシアに進出する外資系企業が多くなってきています。
その中にはもちろん日本の企業も多いです。
マレーシアは先進国入りを目指すため、外資系企業を誘致するような政策をとっており、それに乗って外資系企業が進出するのです。
マレーシアは外資系企業に寛大?
マレーシアに進出する企業が多い理由の一つにマレーシアが外資系企業に寛大な政策をとっているということが挙げられます。
マレーシアでは基本的に外資に関する規制がほとんどありません。
2009年にサービス産業の自由化が発表され、それまで行ってきた外資系企業に対する規制を大幅に緩和しました。
一般的にマレーシアでは外資出資比率の上限を30%〜49%までに制限する規定があります。
しかし製造産業、流通・サービス業では1部を除き100%の外資が認められているのです。
そのため外資系企業が活躍しやすく、マレーシアとしても国力増強の後押しとなります。
マレーシアの市場は拡大する見込みがある?
マレーシアは2015年の時点で人口が約3000万人ほどと決して大きな国ではなく、市場としても目立った様子はありませんでした。
しかし若者が大変多く、出生率が非常に高いため綺麗な人口ピラミッドが形成されており、今後の人口増加が見込まれています。
それと同時にGDP(国内総生産)の数値も年々上昇傾向にあり、マレーシア国民がだんだん豊かになってきているということが分かっているのです。
国民が豊かになるということは購買力が高まるということなので、商品が売れやすいということになります。
そのため近年マレーシアは将来的に伸びるであろう市場として非常に魅力的だと感じる企業が多くなっているのです。
マレーシアを拠点に起業する魅力とは?
海外で起業する際、東南アジアがオススメだということについて解説してきました。
その中でも特にマレーシアは起業するには最適な国で、進出する日本企業も近年ではかなり増えています。
ではマレーシアで起業することについてどのようなメリットがあるのでしょうか?
マレーシアを拠点に起業する魅力について解説していきます。
アジア近隣諸国へのアクセス
東南アジアの中心部に位置するマレーシアはアジア近隣諸国へのアクセスが抜群に良いということが魅力となっています。
東南アジア近隣諸国にマレーシアから行く際の時間を大まかにまとめてみました。
国名 | 移動時間 |
---|---|
カンボジア | 約1時間45分 |
インドネシア | 約1時間 |
タイ | 約1時間 |
ベトナム | 約1時間45分 |
シンガポール | 約1時間 |
フィリピン | 約4時間 |
ミャンマー | 約2時間半 |
ブルネイ | 約2時間 |
ラオス | 約2時間半 |
以上がマレーシアのグアランプール空港から東南アジアの近隣諸国まで行く際にかかる時間です。
ほとんどの国が2時間程度で移動することができます。
これにより他の国に支店を立てようと思った際に会議がかなりしやすいです。
またマレーシアの国際空港グアランプール空港からは多くの格安航空が運行しており、他国へ出張する際もかなり安い費用で出張することができます。
もちろん日本からも行きやすいのでかなり便利な立地であることは間違いないでしょう。
日本との時差
マレーシアは日本との時差が1時間ほどしかないため、マレーシアに移住してもさほど日本と変わらないような生活リズムで暮らすことができるでしょう。
ヨーロッパなどで生活していると日本とはかなりの時差があるため、時差ボケを起こしたり、生活リズムが大きく崩れて体調を崩したりと様々な障害があります。
マレーシアで起業すればそのようなことは起こらないので、ほとんど日本と同じような環境で起業することができます。
シンガポールや香港と比較される節税効果
日本では企業に対し、稼いだ分に応じてかなり莫大な税金の支払い義務が生じます。
そんな日本の企業の中には税率の低い地域に移動したり、移住したりして収める税金の額を抑える手法を取ったりするのです。
税率が低い地域としてはシンガポールや香港などが有名でしたが、近年マレーシアも注目され始めています。
マレーシアにあるラブアン島という小さな島では税率の低い地域・タックスヘイブンとして知られています。
このラブアン島はビザの取得難易度が圧倒的に低く、日本人でもすぐに永住権が得られるビザを取得できるのです。
タックスヘイブン地域として知られているシンガポールでは永住ビザを取得する際2億円もの大金を用意し、ビジネスもしくはファンドに投資する必要があります。
香港でも同様に1億円もの大金を用意しなくてはなりません。
それに対してラブアン島で起業する際は就労ビザを取得し、資本金で300〜400万円の資本金を持っていればいいのです。
これだけで税率の低いラブアン島で起業できるのですからかなり進出しやすいと言えるでしょう。
会社を設立するハードルが低い
ここまで見ているとマレーシアに起業するのは相当ハードルが低いということがお分かり頂けるでしょう。
マレーシアは日本よりも物価や人件費がかなり安く、固定費を抑えた状態で営業していくことができます。
そのため資本金が少なくて済むので、日本で起業するよりもより手軽に起業することができます。
また東南アジア近隣諸国にも行きやすく、地域によっては税率もかなり低いため、マレーシアだけでなく他国への進出もできるのです。
このような要因からマレーシアは会社を設立するハードルがかなり低い会社だと言えるでしょう。
まとめ
ここまでマレーシアをはじめとする海外起業の魅力について解説してきました。
近年東南アジアに進出する日本企業がかなり増えてきており、まだまだ市場が拡大する見込みのあるマレーシアはビジネスチャンスの宝庫とも言われています。
もし起業をする意思があって迷っているという方は、この記事を参考にマレーシアでの企業を検討してみてはいかがでしょうか?