マレーシア概要

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概略

マレーシアは、東南アジアにある連邦立憲君主制国家である。アジア大陸にあるマレー半島と、海を隔てたボルネオ島北部の東マレーシアを領域とし、国土面積は約33万平方キロメートル。陸上では、シンガポール・タイ・インドネシア・ブルネイと国境を接する。マレーシアの名前の語源はサンスクリット語で「山脈のある土地」を意味する「ムラユ(Melayu)」から来たと言われる。旧英国の植民地であり、現在もイギリス連邦の加盟国である。日本語ではマレーシア、またはマレイシア、漢字では馬来西亜と表記する。

 

7世紀頃、スマトラ島に存在したシュリーヴィジャヤ王国が、14世紀までマレー半島を勢力下に置いた。この王国の別の呼び方が「ムラユ王国」で、近代に入りフランスの探検家ジュール・デュモン・デュルヴィルによってマレーシアと名付けられた。

 

ポルトガル、イギリス、日本の植民地を経て、1963年に独立。シンガポール、イギリス保護国北ボルネオ、イギリス領サラワクがマラヤ連邦と統合し、マレーシアが成立した。1965年にはシンガポールがマレーシアから独立し、現在の体制となった。多民族が共存することから、現代多民族社会のモデル国家としても評価が高い。

 

地方によってさまざまな魅力があり、超高層ビルが並ぶクアラルンプール、世界遺産にも登録されているマラッカ、ペナン島・ジョージタウンなど街並みにもそれぞれ特長がある。国土の60%は豊かな熱帯雨林で覆われている。

 

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国土データ

位置:北緯1度-7度、東経100度-119度

面積:33万290平方キロメートル

人口:約3,078万人(2016年)

首都:クアラルンプール(通称KL)

国花:ハイビスカス

 

政治

マレーシアの政治体制は立憲君主制だ。国家の元首は国王で、行政府の長が首相となっている。国王はマレーシア13州の内、9州にいるスルタン(首長)による互選で選出され、任期は5年。国王が終身制ではなく、選挙で選ばれる世界でも珍しいシステムを採用している。人口の6割がマレー系、3割が華人系、1割がインド人で構成されており、マレー系にはブミプトラ政策という優遇政策が取られている。国会は元老院(議会上院)・代議員(議会下院)で構成。

与党勢力

Barisan Nasional(国民戦線)[UMNO(マレー系)/ MIC(インド系)/ MCA(華人系)/ グラカン(華人系)

野党勢力

Pakatan Rakyat(人民連盟) [PAS(マレー系)/ Keadilan(マレー系)・DAP(華人系)

 

国際関係

旧宗主国のイギリスや日本、オーストラリア、中国などと貿易を通じ、密接な関係がある。日本に対してはマハティール前首相がルックイースト政策を国策としてあげ、日本がマレーシアのGDPの30%以上を生産していたこともある。隣国のタイやインドネシアなどASEAN各国とも密接な関係があるほか、国教であるイスラム教を通じ、中東とのパイプも深い。

経済的には各国と良好な結びつきがあるが、フィリピン・中国との経済水域の主張に関して懸念を表明している。

 

言語

公用語はマレー語(バハサマラユ)、準公用語は英語。クアラルンプールの都市部や近郊、地方都市などではほとんどの場所で英語が通じる。東海岸やボルネオの地方ではマレー語しか通じないことも。マレー人は通常マレー語、英語を理解する人が多く、華人では英語、マンダリン、広東語、福建語、潮州語を理解する人が多い。インド人は英語、タミル語を理解する人が多い。マレーシアではその人が持つ家庭環境で母語の種類も変わる。また、時代背景によって、華人は祖父母の母語が英語、孫がマンダリンと英語という家庭も少なくない。

 

 

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