ザ・ガーデンズ・ア・セント・ジャイルズ・シグネチャーホテル&レジデンスで気軽にステイケーション
ステイケーションという言葉をご存知でしょうか。「ステイ」と「バケーション」を掛け合わせたアメリカで生まれた造語です。遠くに出掛けるのではなく、自宅近くのホテルなどに滞在して、非日常感を楽しむことを意味します。クアラルンプール在住で、日本のテレビを見られない我が家は、「年越しを日本のテレビ番組を見ながらだらだら過ごしたい」という希望で、衛生放送を目的にザ・ガーデンズにあるレジデンスでステイケーションしてきました。想像以上に快適なひとときを過ごすことができたので、みなさんにご紹介します(みやはら由惟)。
ザ・ガーデンズ・ア・セント・ジャイルズ・シグネチャーホテル&レジデンスは、クアラルンプールの中心からほど近いミッドバレーにあるコンドミニアムタイプのホテルです。ミッドバレーといえば、クアラルンプールでも屈指のショッピングエリア。メガモールとガーデンズという二つの棟のにはさまざまなショップが並び、滞在中の買い物に困ることはありません。
ミッドバレーへはKLセントラルからKTMで1駅。ただし、KTMは電車の本数が少ないので時間には余裕を持ってください。
クアラルンプール在住の我が家はここに「ステイケーション」してきました。
お部屋の予約は、ブッキング・コムやアゴダなど、一般的な宿泊予約サイトからできます。トリップアドバイザーでホテル名を入れると、どのサイトから予約できるか一目瞭然なので、とても便利です。
ホテルの入り口は、ガーデンズショッピングモールから直接つながっているので、分かりやすいのですが、レジデンスの入り口はちょっと分かりにくいところにあります。ガーデンズモールのセンター(メガモールとの連絡通路のある辺り)のグランドフロアにあるルイヴィトンを左手に、エルメスを右手に見て進むと左側にプラダとがあります。そのプラダと向かい側にある生花店の間の細い道を奥に進みドアを開け外に出ます。
そのまま建物沿いに進むと、「創SOU」というレストランがあるので、更に進むと左手にエントランスがあります。タクシーの利用であれば、レジデンスの入り口と伝えれば、直接目の前で降りることが可能だと思います。
ホテルと比べるとこじんまりとしたスペースですが、受付で普通のホテルと同じようにチェックインを済ませて、キーをもらって部屋を訪れます。
ここの良いところは、とにかく便利な点。メガモールやガーデンズと直結なのでイオンなどのスーパーで、年越しそばやお寿司、それにお酒を大量に買い込んで、お部屋へ。レジデンスなので、大きな冷蔵庫とキッチンがあり、買ってきたお料理をパックのままテーブルへ、という味気ないことをせず、お皿にお料理を並べて食事ができました。冷蔵庫が大きいので、お酒をたくさん持ち込んでも大丈夫です!
これまで様々なレジデンスのお部屋に泊まったことがありますが、今回個人的に気に入ったのは、3点。
※写真はレジデンスから使用許諾を頂いています
1. お部屋・備品がきれい
掃除がしっかりゆき届いています。また電子レンジや電気ポット、調理器具などの備品も新しく、抵抗無く使えます。シンクには食器洗い用の洗剤と新しいスポンジが用意されています。キッチンはガスではなくIHです。
2. バスルームが使いやすい
トイレ、洗面台がバスタブのスペースと分かれており、バスタブの横には日本人には嬉しい洗い場が。シャワーのホースの長さも充分。ガラスの仕切りがしっかりしており、洗面台の床に水がまったく流れてこない構造。これは嬉しい日本人の方、多いのでは。お湯もふんだんに使えます。普段コンドのちょっと心もとないシャワーで悲しい思いをしている私は、バスタブにたっぷりとお湯を張って優雅なバスタイムを楽しめました。
※写真はレジデンスから使用許諾を頂いています
3. 充分な広さ
選んだお部屋は、ワンベットルームのお部屋だったのですが、ベッドルームが思いのほかゆったりしており、エキストラベットを入れてもらっても、狭さを感じることがありませんでした。リビングルームとベッドルーム、両方にテレビがあったので、子どもと大人と分かれて、それぞれ心ゆくまで好きな番組を見られるのも良かったです。
お部屋によっては、KLの美しい夜景を眺められると思います。今回のお部屋はKL中心地の方角に窓があるお部屋ではありませんでしたが、年越しの瞬間はあちらこちらで花火は上がっているのを眺めることができました。
前もって計画しなくても、急に思い立って楽しめるのが近場のホテル・レジデンスの魅力。宿泊料金の安い平日を狙ってお得に贅沢な1泊を楽しむなど、皆さんのアイディアで、素敵なステイケーションをしてみてください。