【ラブアン島】水上集落(Patau Patau 1 Water villadge)
ラブアン島は小さい島だが見所が多い。ブルネイ発祥と言われるこの水上集落もその一つ。人々の生活ぶりがみられるのも楽しい。ラブアン観光局の勧めで訪れた。(マレーシアマガジン=野本響子)
ラブアン島に来たらぜひ訪れておきたいのが、マレーシアには珍しい水上集落だ。水上集落にはいくつかあるが、今回行ったこの水上集落の名前はパタウ・パタウ1という。
住民たちは1930年代ごろにブルネイからきたマレー人が多く、伝統的に水上集落に住む伝統があったのだそうだ。第二次世界大戦では一度破壊されたが、その後再建設されている。
駐車場に車を停めると魚の匂いが漂ってくる。ここが村の入り口だ。
駐車場を出るとすぐ、木の杭の上に歩道を作った独特の水上集落になる。それぞれの家には入り口までの道があり、ボートにすぐ乗れるようになっている。
漁業で生計を立てる人々の暮らしがみられる
住民は主に漁業で生計を立てており、村には生活に必要なものが一通り揃っている。なお、水上集落といっても、陸地と続いているので、車を持っている住民もいるようだ。
なお水上タクシーを利用し、RM1で対岸まで乗ることができる。モスクや集会所も見られた。なお、いくつかホームステイ(民宿)も可能で宿泊することもできる。
こぢんまりした水上集落だが、奥にいくと花で飾られた家が多く、色彩豊かだ。。
水上集落の基礎に使われる柱には特別な木材を使用している。他の木材とは異なり、この木材は水に濡れると強化されるのだそうだ。ただし、値段は普通の木材より高いのだとか。
クランのケタム島などにも似たような場所がある。ただ、規模と実際の生活の場になっている点で、ラブアンの水上集落が随一と言ってもいいそうだ。
Patau-Patau, Kampung Patau-Patau 2, 87000 Labuan, Wilayah Persekutuan Labuan