マスリ王女の墓(Mahsuri Tomb)
ランカウイの中心部「コタ・マスリ」にある王女の墓です。ちょうどランカウイの島の中心近くにあり、林や丘の連なる小さな道の途中に、大きな門のある建物が見えます。
伝説の多い島の中でも、もっとも有名なストーリー
入場料(大人17RM、子供7RM=2017年5月現在)を払って建物の中に入ると、まずは家系図が目に入ります。王女の子孫は今でも生きているそうです。
この伝説の王女の悲劇のストーリー、王女の子孫の写真などの展示のほか、時間帯によってはガムランの演奏を聴くことができます。
建物を出ると、いよいよ白い王女の墓があります。
「伝説の島」と言われるランカウイには、たくさんの伝説が残っていますが、中でも一番有名なのが「マスリ王女」の伝説です。
以下は、マレーシア観光局による説明です。
「マスリという名前の美しい女性がいました。マスリは村長の息子に見初められ結婚をしました。夫が戦場へ赴いて不在のある時、ある旅人が村を訪れました。長い旅 で疲れきっていたこの旅人をマスリは親切に世話をしてあげました。その噂はたちまち村じゅうに知れ渡り、優しく美しいとマスリは村の人気者になりました。そんなマスリを義母は 激しく嫉妬し、夫である村長にマスリが不貞をはたらいているという嘘をおしえます。村長はたちまち怒りに狂い、マスリを死刑にしてしまいました。するとマスリの体からは身の潔白を証明する白い血が流れたのです。そして死の間際に、島は7代にわたり災害が起こると 島を呪ったのです。事実その後7代の間ランカウイ島は貧しい漁村しかありませんでしたが、 すでにその7代も過ぎ、現在はマレーシア随一のビーチリゾートとして栄えています。」(マレーシア観光局のホームページより引用)
館内には、さらに王女の死の後についての展示もあり、ランカウイの歴史の一部を知ることができます。
Makam Mahsuri
Jalan Makam Mahsuri, Kampung Mawar, 07000 Langkawi, Kedah, マレーシア