【ランカウイ】2泊3日、最高級評価のブティックホテルに泊まる旅 前編

 

カサ・デル・マールさんのご招待で、ホテル体験のためにランカウイに行きました。2泊3日、女性二人で旅したレポートです。(写真・文 マレーシアマガジン=野本響子)

 

小さい空港と小さいホテルで待ち時間なしの旅

 

今回はスバン空港からインドネシア系の格安航空マリンド・エアで行きました。

 

スバン空港はクアラルンプールの西側、シャーアラムにあり、クアラルンプール市内からも近いです。
日本からクアラルンプールで乗り継ぎしても良いですが、クアラルンプールにちょっと滞在。翌日ランカウイへ、というコースも楽しそうです。

 

スバン空港は小さく、チェックインから搭乗まで30分もかからず完了。待ち時間が短いです。

 

ランカウイまでは空路でたった約1時間。朝10時5分の飛行機に乗り、11時半すぎには到着。

 

ランカウイ空港の到着ロビーでは、ホテルのお迎えの方が待っていました。用意された立派なバンに乗り込んで、約10分でホテル到着です。
荷物も預けなかったので、ここまでまったく待ち時間なし。ランカウイにくるのは、4回目ですが、とにかく体が楽で驚きです。

 

Expediaで評価4.7の「カサ・デル・マール」へ

 

のどかな水田地帯を通り過ぎた、空港からパンタイ・チェナンに入るまさに入口のあたりに、ピンクの外観の「カサ・デル・マール」がありました。
今回はこのホテル、カサ・デル・マールを体験するのが旅の目的です。

 

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私はパンタイ・チェナンの南側に滞在することが多く、ランカウイといえば、大きくて古いホテルばかりをイメージしていました。この界隈はバスで素通りするだけでした。
観光客で溢れるパンタイ・チェナンもこの辺りは中心部とは趣が違い、しっとりと静かでのんびりした雰囲気です。周囲にはレストランやおしゃれなお店もあり、散歩も楽しめます。小道を入ると、隠れ家的なお店やホテルも多く、女性ひとり旅で滞在するならこちらの方が楽しそうです。

 

 

まずは、ウェルカム・ドリンクをいただきながら、マネジャーからホテルの概要を伺いました。
築15年、全部で34室のホテルです。
原則大人用で、エクスペディアには「15歳以上から泊まれます」とありました。聞けば、子供が泊まれるのは上の大きなスイートのみ。一部屋に1人限定だそうです。今は女性の一人旅が多いそうですが、新婚旅行にも良さそうです。
正直なところ、このホテルについてよく知りませんでした。カサ・デル・マールはカサ・デル・リオの兄弟ホテルで、カサ・デル・リオと似た南欧風の、ピンクの壁が特徴です。カサ・デル・リオといえば、マラッカの中心地に位置する高級ブティックホテルです。

 

ただし、カサ・デル・リオの威風堂々とした風情と比べると、一見、ロビーも小さくて、こじんまりとしてるな、というのが第一印象でした。

 

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調べてみると、旅行サイトでも口コミが最高に近い高評価です。「Expedia」では4.7の「最高に素晴らしい」の評価でした。正直、どこがそんなに良いのだろう? と初めはわかりませんでした。そしてなぜうちに記事の執筆依頼が来るのだろう? と不思議な気がしました。ところがこのホテル、ロビーを抜けると様相が一変します。

 

白い砂浜のあるビーチが目前。抜群のロケーション

 

ロビーを出ると一気に視界がひらけます。目の前が白砂のビーチ。砂もサラサラしていて裸足で歩けます。

 

 

マラッカのカサ・デル・リオも川沿いの一等地、もっとも良い場所に建っています。立地にこだわっているな、と思いました。

 

パンタイ・チェナンのビーチはどこも美しいのですが、特にこの辺りは砂浜も広く、砂がサラサラしていて裸足でも足が痛くならないのがポイント。ただし、魚を見るには適していません。

 

ホテルからはカヤックのサービスがあり、近くの小島まで漕いで行けます。小島をバックに、夕日が綺麗に見えるのもポイントです。
ビーチの目の前ですが、ホテル前には24時間営業の小さな雑貨店と庶民的な料理店があり、生活にも困りません。

 

右手に歩けば賑やかなチェナンロード。左手に行けばお米博物館や水田地帯、隠れ家のようなブティックホテルが並ぶ一帯となり、徒歩でも違った楽しみがあります。

 

ロビーの黒板にはオプショナル・ツアーの案内がありました。ここのツアー「アイランド・ホッピング」「釣り」などはホテルオリジナルで、ホテルゲストのみ限定して案内するそうです。一日1組限定のツアーもありました。

 

 

プールはこじんまりしていますが、日がよくあたり気持ち良さそう。お客さんには、欧米人が多かったです。

 

レストランの隣には、カサ・デル・リオでおなじみのライブラリがついていました。
ひとり旅だど、この図書館が地味に嬉しいです。英語の本の他に、日本語の本やDVDもあり、雨の日はここにお世話になりそうです。パソコンも置いてありました。

 

 

レストランのコーヒーや紅茶は、セルフサービスで無料です。コーヒーマシンに、紅茶も種類が選べます。コーヒー好きとしては、いつでもコーヒーが飲めるのはありがたいです。

 

この他の施設はスパ、小さいジムがあります。それからチェックアウト後に使える小さな待合室がありました。

 


さてお部屋です。
今回は、ビーチフロント・スタジオ・スイートという、ホテルの中では2番目に安い価格のお部屋に宿泊しました。エクスペディアで見たところ、日本円で2万5000円くらい(日にちによって変動します)ですが、二人で宿泊すれば、日本のちょっとしたホテル程度の価格です。年末年始はピークシーズンなので高くなります。マレーシアのピークシーズンは日本と違うので、ゴールデンウィークは混まないのだとか。

 

部屋はビーチの目の前で、小さな庭が付いています。庭にはソファがあり、くつろげるようになっています。

 

 

部屋は42平米で、十分な広さ。寝心地の良さそうなシングルベッドが2台あります。3種類のウェルカム・フルーツと、手書きの手紙、そしてスパからポプリのプレゼントが置いてありました。部屋にはサービスでクッキーとナッツが常備してあり、いつでも楽しめます。クッキーはホテルの手作りだそうです。

 

 

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DVDプレーヤー、ミニバー、無料の水、コーヒーメーカー、新聞、バスローブ、バス、シャワー室、アイロンとほぼなんでも揃っています。石鹸はシナモンの香りです。
バスやシャワー室も清潔で、熱いシャワーもでました。

 

個人的に嬉しいなと思ったのが部屋にペーパーバックの書籍が一冊置いてあったこと。マラッカのカサ・デル・リオに以前宿泊したときにも、「カバヤ・ストーリー」というペーパーバックが置いてあって、川を見ながら全部読んでしまいました。平易な英語もありがたいです。

 

素晴らしかったレストラン

 

それからこのホテルのレストランが素晴らしかったです。

 

到着しすぐにランチをいただきました。
私は鶏肉を煮込んだマレー料理、チキン・レンダンを頼んだのですが、今まで食べたことのないほど、上品で濃厚な味で驚きました。
シチューのようで洗練されていて、普段街中の庶民的な味に慣れている私はびっくり。とにかく美味しいので、マレーシア料理好きの方には試してもらいたいです。

 

なお、このホテルではパスタやサンドイッチも人気があるそうです。私たちは結局、このホテルのレストランにずっとお世話になってしまいました。

 

 

連れ合いは麺の炒め物であるチャー・クェイチャオを頼んだのですが、こちらも絶品でした。

 

 

その後は、宿泊客へのサービスとなっているカヤックに挑戦しました。
ホテル前の海は波が穏やか。カヤックはかなりの良い運動になります。
濡れるので、水着を着ていくのがオススメです。

 

ホテル前はお米博物館があります。
右に歩くとランカウイのメインロードの一つと言えるチェナンロードです。
脇道に逸れると小さなブティック・ホテルや可愛い土産物屋が並びます。フルーツを並べた店や、ブランドショップもあり、飽きないです。私たちはアンダーウォーター・ワールドまで歩き、帰りは海岸を歩いて戻ってきました。

 

戻ると夕食のバーベキューをいただきました。
このホテルのレストラン、夜になると、ビーチにテーブルをセットしてくれます。
特に、バーベキューとコースを注文した顧客には特別にしつらえた豪華な座席を、砂浜にセッティングしてくれるのです。

 

ワインのコースは、料理一品一品にそれぞれ別々の合うワインを用意してくれる、特別のディナーだそうです。注文は数日前の予約制。
ワインが好きな人には楽しそうです。

 

 

さてバーベキューは自分たちで焼くスタイル。牛肉やシーフードなど、予算や食材を選ぶことが可能です。
このホテルのレストランはソースに凝っており、サラダでもなんでも、数種類のソースがついてきます。
とても豪華な食事なのに、裸足になって砂浜の冷たい感触を感じながら、食事をのんびり楽しみました。

 

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レストランから部屋がすぐ。プチホテルはストレスが少ないですね。
夜は隣のホテルが賑やかなのですが、窓を閉めてしまうとほとんど気になりませんでした。
寝心地の良いベッドで休みました。

 

カサ・デル・マールの紹介はこちら。
Casa del Mar Langkawi

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