Tasho Tea Art Centre(唐宋普洱茶艺馆)

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知っているようで意外によくわからないのが中国茶。マレーシアの中華系食堂ではおなじみで、ウーロン茶やプーアール茶という名前は知っているものの、お茶の価値や淹れ方となると、実はよくわからないという人も多いのでは? マラッカにある「Tasho Tea Art Centre」はそんな中国茶についてじっくり教えてくれるお店だ。時間に余裕を持って訪れたい。(マレーシアマガジン=野本響子)

 

マラッカ観光の合間に中国茶を学ぶ

 

マラッカの市街地から少し離れた場所にある中国茶の専門店。店内は広く、お茶の試飲スペースもゆったり取られている。中国茶の壺やパッケージはもちろんのこと、各種茶器や炭で作られたというお茶用の専用台、置物に到るまで、まるで小さな美術館のように並べられている。

 

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中には美しい餅型にパッケージされた見慣れない形の中国茶も多く、種類の多さ茶器の数々に迷ってしまう。

 

ここでは中国茶について、歴史から種類までを学べる。中国茶の淹れ方を教えてもらったり、試飲したりもできる。

 

中国には、日本とは違い昔から生えているお茶の木がある。オーナーのエレイン・リムさんに聞けば、中に樹齢2000年を越えるものもあるそうで、険しい山の岩の多い土壌に生える。場所によって土壌に含まれるミネラルが違うため、味が微妙に変わってくる。特にこうした老木から取れるお茶は値段が高くなる。お茶を摘みに行くにも高地に行くため、努力が必要となるのだ。

 

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入り口入ってすぐにはこうしたお茶の木の写真がパネル展示してあるが、日本やマレーシアの見慣れた茶畑の様子とはだいぶ違うのに驚く。

 

また、中国茶は日本茶と違い発酵・熟成させるが、その方法や日にちによって、同じお茶でも味が変わる。
緑茶は比較的短期間で発行を停止されるが、プーアール茶などには長年熟成したものも多い。そして、中国ではこうした長年熟成したものは、非常に価値が高く、高額で販売されるというのだ。

 

プーアル茶、ウーロン茶、紅茶など、この日は色々試飲させてもらったが、お茶の淹れ方、茶の量やお湯の量、お湯の温度、回数などによっても味が変わってくる。

 

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この日試飲させてもらったのは、紅茶、プーアール茶、ウーロン茶など。熟成が進めば進むほど、お茶の味はまろやかになる。お茶の価格は安いものから超高級なものまで千差万別だが、価値がわかる華人へのお土産にも喜ばれるかもしれない。

 

マラッカ観光のついでに、ぜひじっくり時間をとって訪れたい店だ。

 

Tasho Tea Art Centre

No. 17 & 19, Jalan Kesidang 3/11, Off Jalan Tun Perak Bachang, Melacca Mall, 75300 Melaka
06-335 2577
https://www.facebook.com/TashoTea/?ref=br_rs

 

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