キナバル山麓にラフレシアを見に行く旅

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「世界最大の花」と言われるラフレシア。大きいものは直径90センチにも達するこの花は「幻の花」とも言われ、花を咲かせるまでに1年以上、咲けば数日で枯れてしまうという。ラフレシアはマレーシア各地に分布するが、最も目撃しやすいと言われているのが東マレーシアのボルネオ島にある、キナバル公園周辺だ。クアラルンプール郊外にお住まいの福本ひかりさんが、3泊4日の旅行でラフレシアを見てきたというので話を聞かせてもらった。

 

文&写真・福本ひかり

 

今回の旅の目的は、ラフレシアを見ることでした。実は夫は以前からオランウータンを見たがっていたのですが、日程的にオランウータンは見られなかったのです。なので家族にとっては「ボルネオ島に行く」こと自体が旅の目的のようになりました。

 

■コタキナバル空港でレンタカーを借りて出発

 

クアラルンプール国際空港(KLIA2)からコタキナバルまでは、格安航空会社のAirAsiaで行きました。所要時間は約2時間半です。
コタキナバルの空港でレンタカーを借りて、1日目の宿泊先となる海沿いのコタキナバル市街地に行きました。空港から市街までの所用時間は約20分。以降はレンタカーで移動しました。
2日目はコタキナバルの市街地で海沿いの市場で、海鮮料理やお土産物屋の散策を楽しみました。コタキナバルのサンデーマーケットはかなり規模が大きく、ぶらぶら歩くのも楽しかったです。
その後、コタキナバルを出発。いよいよキナバル山の中腹にあるキナバル公園に向かいます。コタキナバル市街地からキナバル公園までの所要時間は、だいたい1時間40ー50分くらいでした。

 

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旅の途中にはこんな牧歌的な風景も広がっていた

 

■キナバル公園からポーリン温泉へ向かう途中に看板を発見!

 

キナバル公園は東南アジア最高峰のキナバル山を中心に、世界遺産に登録されている公園です。キナバル公園から登山するわけではなかったので、少し散策しました。キナバル公園では展望台の他に、これといって見るところはないようでした。インフォメーションセンターがあったので、そこで観光の情報が入手できたのかも知れませんね。

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キナバル山の風景。霞がかかっている

ラフレシアが見られるのはキナバル公園の近くにあるポーリン温泉の辺りと聞き、今度はそこに向かいました。
キナバル公園から温泉まで1時間弱で行けるはずでしたが、渋滞で1時間30分はかかりました。
友達に「看板が出ている」と教えてもらい、ドライブがてらその看板を探しました。濃霧&雨の中、キナバル山のクネクネ道を運転します。
温泉到着まであと5分というところで「ラフレシア咲いてます」の看板を見つけ、車を停めました。聞けば、その辺り一帯を管理している一家とのこと。ここで1人あたりRM30の入園料を支払って見せてもらうことに決めました。
なお、ポーリン温泉は第2次世界大戦中に日本軍が掘り当てたものだそうです。歴史に疎い私ですが、複雑な気持ちがしました。

 

■ついにラフレシアの花と対面!

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一家の管理する園内で、咲いている50センチほどの花を見ることができました。
ラフレシアは悪臭がすると有名です。私たちが見た時間は午後3時を回っていたので、午前中に放たれるという腐臭はしませんでした。

ラフレシアはいつ咲くか分からないそうですが、開花1日目の鮮やかな色の花を見ることができて、とてもラッキーでした!

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こちらはラフレシアではなくキノコらしいです

 

■周辺にはビーチリゾートも存在

 

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キナバル公園を訪れた翌日からの2〜3泊目は、海沿いにあるリゾート地のトゥアランに移動。プライベート・ビーチのある高級ホテル「シャングリ・ラ ラサリア リゾート&スパ、コタ・キナバル」でのんびりしました。

 

「ラフレシアを見たかったのは当初私1人だったので、日帰りで運良く見ることができて本当に良かったです。実物の花を見た時は、家族全員が大満足でした」と語る福本さん。貴重なお話を聞かせてくださり、ありがとうございました。

 

 

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