【フル・ランガット】KEM HERBA
セランゴール州フル・ランガットの「KEM HERBA」をご紹介しよう。マレーシアのユニークな植物が揃っている。セランゴール州の招待で訪れた。(マレーシアマガジン=野本響子)
セランゴール州フル・ランガットにある「KEM HERBA」は隠れたハーブの楽園だ。マレーシアのユニークな植物が揃っており、ハーブ類の販売もしている。
元プトラ・マレーシア大学の先生が案内
オーナーは、元々プトラ・マレーシア大学の生物学の先生だったマレー人。川沿いの広大な土地にさまざまな植物を育てており、植物観察や、川遊びが楽しめる。
山側には大きめの滞在施設もあり、グループでの合宿などもできる。一泊の料金は変わることもあるので、問い合わせて欲しいとのこと。ただし、シャワーやトイレなどの施設は簡素なのでご注意を。
小川のほとりにはホームステイ施設(宿泊用のコテージが並んでいる)もあり、小屋なら人家族RM40ー利用可能だ。
敷地には芝生を取り囲むように建物が点在し、ゆったり滞在できる。
試してみたい「ミラクル・フルーツ」
しかしこの施設のメインは、何と言ってもユニークな植物群だろう。今回はセランゴール州政府の招待で、先生にレクチャーしてもらいながら見学となった。
ハーブ園と言いながらも、オジギソウのような草や、果実をつけた大きな木、ハーブ類まで、さまざまな植物がランダムに並んでいる。
紹介してもらった中で、もっともユニークなのが「ミラクル・フルーツ」と呼ばれる木の実。アフリカなどにもみられるそうだが、しばらく口に含むと、次に食べたものを甘く感じる。実際にライムやスターフルーツを甘く感じるので驚いた。そのほか、「こんなところに」と思うような場所にも、珍しい植物が隠れている。
植物は点在しており、盗難されないように、名前はつけていないのだそうだ。見ただけではわからないので、ある程度の人数を集めて、先生に案内してもらうことをオススメする。
Herb Camps
https://www.facebook.com/kemherbasungaichongkak/