【バトゥケイブ】BATU CAVE
KLから車で15分 マレーシア1大きなヒンズー教寺院
クアラルンプールから北へ約10kmに巨大な岩山の洞窟、バトゥケイブは、
インド系マレーシア人が信仰するヒンズー教随一の聖地として時期を問わず
沢山の人々が参拝に訪れる場所です。
もちろんヒンズー教以外の観光客にも人気のスポットなので、是非お出かけ下さい♪
KLの街を見守るのは軍神ムルガン神
こちらでまず目につくのは、階段の入り口で
参拝客を見下ろす巨大な黄金色の像。
こちらの神様は、南インドで広く信仰されている「ムルガン神」。
この神様は日本でもおなじみのガネーシャの弟にあたり、6つの山の上に砦を
持って悪魔を退治するための軍隊を操る神であったため、ムルガン神が奉られているのは
バトゥーケーブ以外の場所でも山や丘の上が選ばれるそう。
銅像の周りにはヒンズー教の物語が見えて来る様な、ユニークな神様が飾られています。
どれも本当に個性的。日本では見た事がない神様が沢山います。
銅像を抜けると洞窟までの階段が伸びています。ここからがちょっとしたチャレンジに。
ムルガン神の横には272段の階段が。こちらを登って洞窟を目指します。
道中には野性の猿が。なかなか手癖の悪い猿もありますので、
荷物はしっかりと持って、階段を登る際には食べ物などを持たないのが得策。
暑い中頑張って到着〜!!
上から見ると、KLの町並みがみえますねー。
中の洞窟は、鍾乳洞。
洞窟のひんやりした空気が汗を乾かしてくれます。
周囲にはにはヒンズー教の神々があちこちに祀られています。
日本でもゲームや漫画などで度々題材になるヒンズー教の神々。
ヴィシュヌ、シヴァ、ブラフマーなどなど、聞き覚えがある神が
沢山いるので興味深く拝観しました!
本殿では祈祷する信者も。参拝のスタイルも宗教によって様々です。
日本ではヒンズー教の祈りを見る事は無いので、これも興味深い所。
ちなみにこちらのバトゥーケーブ、
毎年1月~2月(タミル暦による)に行われる大祭『タイプーサム』の
ゴール地点となっています。インドではその過激な祈祷スタイルから禁止に
なってしまいましたが、こちらマレーシアでは今でも健在。
奇祭とも呼ばれるだけあり、毎年選ばれた信者が顔や体に鉄串を刺し、
トランス状態でチャイナタウンのスリ・マハ・マリアマン寺院から、
このバトゥケイブまでの長い道のりを約9時間かけ行列になって行進します。
タイ・プーサムの記事はこちらから↓
【タイ・プーサム】
https://www.malaysia-magazine.com/sightseeing/%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB%E8%BF%91%E9%83%8A/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%A0%EF%BC%A0batu-cave.html
目を大きく見開いたり舌を出しながら歩き続ける信者は完全にトランス状態。
信仰が深いほど、痛みも感じず血も出ないと言われているようです。
担いでいるものはカバディと言う神輿。
これを幾つもの鉄柱で支え、激しい太鼓のリズムに合わせて踊るようにひたすら歩くのです。
普段のバトゥケイブは目の前に広い駐車場があり、観光地と言う事でちょっとした
お土産屋さんも売店もあります。
交通量もさほど多くないのでタクシーや車でもOK。
ただしタイプーサム当日は毎年約80万人もの人々が集まり大渋滞になりますので、
LRTなどの公共機関での移動をオススメします。
【BATU CAVE】バトゥケイブ
入場料:無料
営業時間:8:00~19:00(現地時間)
無休
【アクセス】
・KLSentral駅よりKTMコミューター(プラットホーム3より)から約30分
『Batu Cave駅』下車、出口を出てすぐ。
※同じプラットホームで『Batu Cave駅』まで行かない列車もあるので要確認
・KLモノレールAMPANG LINEの『Titi Wangsa駅』下車、そこからタクシーで約10分。
・セントラルマーケット周辺のバンコク銀行前から、イントラコタD11で約45分。
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