ハーモニー バレー リトリート (Harmony Valley Retreat)
Harmony Valley Retreatは、パハン州・ブキッ・ティンギにある山の中のプチホテル。一泊してきたのでレポートする。(マレーシアマガジン=野本響子)
Harmony Valley Retreatは、クアラルンプール郊外のパハン州・ブキッ・ティンギにあるプチホテルです。
クアラルンプールからは22km、シャー・アラムまで43kmに位置しています。クアラルンプールからの小旅行に向いた山の中腹にある宿です。
まず、山に入る入り口にゲートがあり、ここのチェックを受けてから中に入ります。ゲート内は別荘地のようになっていて、くねくねした山道を登っていくと、その奥にあります。
庭園が見所の宿
このホテルは山の斜面を利用した場所に作られています。
到着して驚くのがその敷地の広さです。全部で6エーカーあるそうです。
なお、徒歩圏内には店やレストランなどは何もありませんので、必要なものは買い出ししていくことをお勧めします。
ホテルの前には小さな芝生の広場があり、屋根付きのお休み処があります。斜面を下に下っていくといくつかの池、ベンチなどがところどころに配置され、さまざまな植物が植えられています。コイのいる池、蓮のある池なども整えられています。
庭にはさまざまな花が咲いてます。オーガニックのファームもありました。朝食の野菜などに使うそうです。
3階建で部屋ごとに内装が違う
3階建て。部屋は全部で10室あります。
一歩入ると、天井の高い空間の中に重厚な家具が置かれたロビーが広がっています。この規模のホテルにしてはロビーは大きめです。エレベータはなく、階段です。
植物が置かれ、1枚板のテーブルがいくつも置いてあります。大きなテレビモニターもありました。
部屋は3階だったので、荷物が多いとちょっと大変ですが、スタッフが荷物を上げるのを手伝ってくれました。それぞれのフロアには、それぞれソファーを置いたスペースが設けられています。おしゃべりなどを楽しむこともできそうです。
部屋ごとに内装や備品が違いますが、概ね30-60平米とゆったりめのサイズ。山側と庭園側があるので、希望を伝えると良いです。
今回利用した場所には、テレビ、コーヒーセット、鏡台、クローゼット、ソファーなどが備えてあります。冷蔵庫とアイロンは、共有スペースにあるものを共同を使います。バスタブはある部屋とない部屋があります。なお、備品は部屋の種類によっても違うため、ホテルに事前に確認してほしいとのことです。Wi-Fiもついていました。
この宿での過ごし方は、ひたすらのんびりするのがおすすめとのこと。テラスからは庭園が眺められ、夜は虫の声が聞こえてきます。ここでは庭を散歩したり部屋でリラックスしたりとゆっくり過ごされる方が多いそうです。
ゲンティンハイランドまで車で30分ほどで行けます。ホテル内にレストランはありませんが、朝食は用意され、夕食も予約すれば可能です。
また、車で10分ほど行くとブキッ・ティンギの街に行きます。小さな街ですが、中華料理店などが揃っています。
朝食は、オムレツや薄皮のピザ、サラダ、野菜などでした。庭で作ったオーガニックの野菜を使っているそうです。
隣に別棟を建築中。こちらも10部屋で、オープンは来年の予定。プールもつくそうです。
Harmony Valley Retreat
Lot 345, Jalan Sum Sum Dua, Jalan Tanarimba, Kampung Janda Baik, Pahang, 28750