【トレンガヌ】夜のビーチ・キッチン「アップタウン・コンテナ」
トレンガヌ州にあるコンテナをリサイクルしたビーチ・キッチン「アップタウン・コンテナ」は地元の若者文化が楽しめる一角です。(マレーシアマガジン =かりわめぐみ)
マレーシアの東海岸、トレンガヌ州にコンテナをリサイクルしたビーチ・キッチン「アップタウン・コンテナ(Uptown Kontena)」があります。場所はクアラ・トレンガヌの空港から海岸沿いを北へ車で8 分(4.5 km)。夜のビーチ・キッチンを散策しました。
アップタウン・コンテナは、毎日午後5時から午前1時まで営業しています。「ダポパタ(Dapo Pata)」は、地元の言葉でビーチ・キッチンを意味する「Dapur Pantai」の略語です。
飲食店は、6m × 12mの輸送用コンテナでできています。店の外壁にはペイントアートが描かれていていて、若者に人気の写真スポットです。
アップタウン・コンテナが賑わうのは、金曜日と土曜日の夜。その理由は、トレンガヌ州の休日が金曜日と土曜日のためです。そして、ほぼテラス席なのでベストシーズンは10月の雨季入り前。私の訪問した9月の週末は、多くの家族連れや若者たちで賑わっていました。
レストラン&カフェ
2019年9月現在は、9つの店舗があり、雑貨や服を販売するブティック、地元のバティック製品を販売するショップ、フルーツジュースショップ、ケーキショップ、バーベキュー、タイ料理、カフェなどが軒を連ねていました。
ショップを散策していると、ウクレレの音色が聴こえてきました。ウクレレを弾いているSemieさんは、オーストラリアでコックの修業をしたのち、地元トレンガヌで三か月前にレストランをオープンしたそうです。
お話を伺うと、このお店ではオーストラリアのエッセンスを残しつつ、ムスリム向けのハラル料理を提供しているとのこと。濃厚なカルボナーラとBBQチキンがおススメです。
食事中に、Kiroroの「未来へ」やアジアンカンフージェネレーション、宇多田ヒカルを日本語で歌ってくれました。
地元のバンドや古着の販売
コンテナの一番奥には古着と雑貨のショップがあります。さながら毎晩ビーチ・フェスが行われているようですが、騒々しさはなく、静かに流れる音楽を聴きながら食事ができる場所です。若者のバンドや、歌を歌う店員さんが多くとても楽しい気分になりました。
ビーチには、イベント会場があります。この日、誕生日の仲間をアップタウンコンテナの方々が、バースデーソングとケーキでお祝いしてくれました。空港から近いため、フライト前、旅の最後に食事をするのにも適しています。
トレンガヌ州ではイスラム教徒に対して飲酒、酒類を販売している店舗への立ち入りを法律で禁止しています。外国人観光客に対しての罰則はありませんが、ほとんどのレストランやホテルで酒類を購入することができません。
一部、中華街や離島の観光客向けリゾートでは緩和されているものの、アップタウンコンテナでもお酒の販売提供はありません。地元の静かな公共の場ですので、お酒の持ち込みはご遠慮ください。
UPTOWN KONTENA地図
https://www.facebook.com/
UptownKontena/
所在地:Tok Jembal, Gong Badak Kampong Terengan, Terengganu, Malaysia