チャイナタウンの隠れ家バーPS 150

バー「PS 150」はクアラルンプールのチャイナタウンにある古き良き上海をイメージしたお店。その佇まいはまさに隠れ家バーと呼ぶのにふさわしいです。(マレーシアマガジン=壷井宏泰)

 

クアラルンプールでは、隠れ家バーが密かに流行っているらしい。ここPS150はその代表的な店。入口は駄菓子屋さんのような店構えで、ここがバーとはまったく想像できません。うっかりしていると間違いなく通り過ぎてしまします。ちなみにこのような隠れ家バーのことを英語ではSpeak easyと言い、禁酒法の時代に無許可バーとして流行ったそうです。

 

店に入ると狭い通路に沿ってテーブル席があり、一番奥の扉を開けると、30人ぐらいが入れるカウンター席とテーブル席に分かれたメインの部屋にたどりつきます。カウンターにはウイスキー、ブランデー、ジン、ウォッカ、テキーラ、ラム、ビール、ワインなどの数えきれないぐらいのお酒が並べられており、圧巻です。

 

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お酒の種類が半端なく、ジンだけでも20種類程度はメニューにありました。メニューにはエタノールの構造式が書かれているなど、遊び心満載です。軽食としてBBQ Chickin Baoなどの凝ったものも味わえます。

 

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この店の一押しはカクテルです。年代毎に大きく5つに分類され、各年代のカクテルが楽しめます。1850s~1910sのPRE-PROHIBITION、1910s~1930sのPROHIBITION、1940s~1960sのPOST-WAR、1970s~2000sのDARK AGES、2000s~現在のREVIVAL。それぞれの時代背景を想像しながら飲むのもまた楽しいと思います。

 

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店の雰囲気は古き良き時代の上海です。照明はやや暗めですが、メニューが読める程度です。BGMの音量も適量で、居心地が良く会話が弾みます。カクテルは20~40RM程度と少し高めに感じますが、飲んでみると納得できます。その他に10パーセントのサービスチャージがつきます。若いカップルやグループが多いです。

 

一味違った夜のKLを楽しむには絶好のバーです。なお、メニューは店のWEBで確認できます。

 

営業時間;日曜日、月曜日…6PM~1AM、火曜日~土曜日…6PM~2AM
住所:150 Jalan Petaling | Ground Floor, Kuala Lumpur 50000, Malaysia
電話:+60 3-7622 8777
web: http://www.ps150.my/
MRT Pasar Seni駅のJalan Sultan通り側の出口を出て徒歩3分

 

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