初心者にも入りやすいバナナリーフ「BananaBro」
BananaBro(バナナ・ブロ)はマレーシア料理のレストラン。ベルジャヤ・タイムズ・スクエアの中にあり、清潔な店内でバナナ・リーフが楽しめる。今回は、マレーシア観光局の案内で訪問した。(マレーシアマガジン=野本響子)
バナナリーフ・カレーの名店はどこもローカル色が濃く、入りにくいと感じる人もいるだろう。ここは複合モール(タイムズ・スクエア)の中に入っており、ファミリーレストランのような明るくカジュアルな雰囲気だ。メニューも写真付きで見やすく、初めてバナナリーフに挑戦する人も安心して入れる。ガラス張りの調理場ではシェフが料理している姿を見ることもできる。
バナナ・リーフ・カレーはバナナの葉の上にライスやさまざまなカレー、野菜などのおかずを載せて食べる。バナナ・ブロの葉っぱには、お店のネームが刻印されていているのが特徴。
ライスはふわふわに炊かれ、キュウリのサラダはヨーグルト和えで新鮮。この日のカレーは4種類。ダルとチキンカレーをかけたが、ダルはほんわり甘く野菜の味がし、チキンカレーはピリッと唐辛子のきいた味。
さらにちょっと臭い豆「ペタイ」のカレー、バタークリームチキンカレーを別途注文した。バタークリームカレーはクリーミーで少し甘い香り、絶品。
余談だが、バナナ・リーフ・カレーを食べる時には、手を使って食べるのが伝統的な手法。慣れなければフォークとスプーンを使ってもOKだ。
飲み物はこの店独自の「テータリ・ラワ」(アイス)がおすすめだそう。辛いカレーと甘いアイスティーのコンビはよくあう。ここではオリジナルのラッシーも楽しめる。
この店舗は華人のグリフィン・ヨンさん、アーロン・ガンさんとインド系シェフのデヴィッドさんの3人で作った。オーナー2人がサイクリング途中に入った店のカレーがあまりに美味しく、シェフに会い、意気投合して新しいビジネスを始めることにしたそうだ(下の写真はグリフィンさん)。
3人の仲間(ブロ)で作った店だから「バナナ・ブロ」という名前になった。バナナリーフ・カレーだけでなく色々なマレーシア料理があり、店舗の看板には三大民族(マレー系、中華系、インド系)のキャラクターが並ぶ。キャッチフレーズは「It’s a Malaysian Thing」だ。
2018年年末には、スリ・ペタリンに新しい店舗の開店を予定しているという。
BANANABRO
Berjaya Times Square, LG-59B, Jalan Imbi, Imbi, 55100 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
bananabro.com.my
03-2732 4605
営業中: 8時30分~22時00分