マレーシアのローカル料理【南インド料理編】
マレーシアの魅力の一つがその豊富な食文化。今回はマレーシアに多い南インド伝来の食についてご紹介しましょう。
インド系マレーシア人のほとんどが南インドからの移住者。そのため、街に良くあるインド系ホーカーは、ほとんどが南インド料理です。
レストランの中にはたくさんの粉ものメニューが並んでいて、比較的値段もリーズナブルなことが多いです。
クアラルンプール市内のインド人ホーカーでは、ほとんど英語が通じますので、是非是非南インドの定番料理を楽しんでみてください。
【バナナリーフカリー】
マレーシアのインドカレーと言えば、このバナナリーフカレーを思い出す人も多いはず。バナナの葉っぱの上に、ご飯といくつかの副菜がついていて、好みのカレーをかけて頂きます。定番はチキンカレー。ご飯は白米かブリヤーニをチョイス。
地元の人達はこちらのカレーを手で器用に食べています。ヒンズー教が多い南インドの人達にとって牛は神聖な物。そのためインド人ホーカーではチキンとラム、魚が使われていることが多いようです。また、ママックと言われる食堂はムスリムのインド系マレーシア人がやっていることが多いようです。
辛いカレーのお供には、甘いマンゴーラッシーやテータリが合います。
ロティ・チャナイ
小麦粉をパイの様に薄く伸ばして折り畳み作るロティは、マレーシアの定番朝食&スナックの1つ。何も入らないベーシックな物はロティ・チャナイ。
バナナが入っていると「ロティ・ピサン」ミロが練り込まれていると「ロティ・
マイロ」と名前が変わっていきます。
具材の種類はともあれ、付け合わせのソースには、ダルと呼ばれる豆カレーなどを添えていただきます。
ロティにはバターがたっぷりと練り込まれているので、カロリーオーバーには気をつけましょう。これはマレーシア系インド人発祥のマレーシアオリジナル料理です。
トーサイ
マレーシア系インド人のこれまた定番朝食。お米の粉を発酵させて、クレープの様に
薄く焼いた生地をカレーやヨーグルトソースなどにつけて頂きます。
発酵させているので少し酸味のあるクレープといった感じ。朝から米粉のクレープに
スパイスの効いた朝食も、バッチリ目が覚めて◎です。
インドミー
インド系ホーカーのスナックと言えばインドミーの卵焼きのせ。
マレーシアの若い学生には欠かせない安ウマジャンクな一品。
ドライガーリックがたっぷり乗ったインド風焼きそばは、日本人の口に
合うことうけ合いです。ちょっと小腹が空いた時に便利。
タンドリーチキン
こちらは北インド発。
スパイスをたっぷり塗り込んだ肉をじっくり焼いたタンドリーチキンは、紫たまねぎとライムの付け合わせが定番。塩辛いチキンにライムの酸味が南国の暑さにもピッタリ。ナンと一緒に食べるのがオススメです。
インド系のお料理は持ち帰りでも美味しく頂けます。
ホテルに戻って食べていときには「ブンコス」と伝えましょう。
(ブンコス=マレー語でお持ち帰りの意味)