実験室のようなTEA SHOP、“QR TEA”オープン

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5月17日、マレーシア初となる実験型TEAショップ、QR TEAがオープン。早速行ってみたのでレポートする。(マレーシアマガジン=渡部明子)

 

5月17日、マレーシア初となる実験型TEAショップ、QR TEAがSUNWAY GEOにグランドオープンした。
「オリジナル・ティーを創造しよう」というのがコンセプトで、スタッフは全員白衣着用。茶葉、各種フルーツ酵素、フラワーエキス、フルーツなどが、まるで実験室さながらにずらりと並ぶ。

メニューは、大きく分けて3種類で、ショップがお勧めする組み合わせの“セットメニュー”、自分で組み合わせる“完全オリジナルメニュー”、そして“DIYコース”だ(セットメニューに、好きなトッピングを加えてカスタマイズするなどのアレンジも可能)。

 

お茶を「DIYする」の真意はどこに?

 

DIYコースって何?と思われることだろう。早速注文してみたところ、砂糖シロップは注射器に、ソーダはフラスコ、フルーツはシャーレ、氷はビーカーに入ってテーブルに届けられた。それらをスタッフのメモに従い、順に組み合わせて、オリジナルのドリンクを創るというわけだ。
DIYコースでは、各種具材はこのように実験道具に入って届けられる - 実験室のようなTEA SHOP、“QR TEA”オープン
ちなみにカップには氏名欄があり、この氏名欄は、Dr.から始まっている。出来上がったオリジナル・ティーは、「博士の実験成果」というわけだ。それぞれの材料を入れる際、その分量次第でも味は異なり、非常に面白い「実験」だ。
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DIYドリンクの完成 - 実験室のようなTEA SHOP、“QR TEA”オープン
こちらのDIYコース。ソフトオープン以降、子どもから若者の間で既に大人気で、週末には子どもたちが大興奮しながら、実験気分でキャッキャと楽しむ様子が見受けられる。スタッフは、まるで優しい先生のように丁寧に作り方を教えてくれるため、大人も安心して見守ることができる。
同様のコンセプトで展開される他国の実験型TEA SHOPもあるのだが、人工エッセンスやパウダー系材料を多用することで準備にかかる時間を短縮化しているのに対し、QR TEAでは、ソーダ、フラワーエキス、フルーツ酵素等各種トッピングにいたるまで、そのほとんどが店員による手作りだ。また、各種トッピング用エキスには、砂糖は一切加えられておらず、砂糖なしのドリンクを好む方にも朗報だ。
スタッフに伺うと、「今、安易に食べ物や飲み物が手に入る時代で、ミルクティーをどのように作るかを知らない若者がいます。また、安易に手に入るものが、決して体に良いとは限らない世の中です。どのように飲み物が作られるのか、身体に良いものはどういうものなのかなど、楽しみながら、体験してもらいたいと思っています」と、そのコンセプトの意義を語る。「身体によい=ヤクルト」ということで、グランドオープンと同時に、ヤクルトのトッピングも可能となった。
ちなみに、セットメニュー、オリジナルメニュー、DIYのいずれも、大変美味だった。かつ、お値段はリーズナブル。美味しく、面白く、楽しい。3拍子そろったQR TEAは、訪れる価値ありのオススメ店だ。
QR Tea Lab
B.01.05. Sunway Geo Avenue, Bandar Sunway, Petaling Jaya, Selangor

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