シェルアウト(Shell Out)
マレーシアで流行している、皿を使わずに紙の上にご飯を乗せて食べる「シェルアウト」というスタイルのシーフード・レストラン。仲間や家族で行くのに最適だ。クアラ・セランゴール店に行ってきたのでレポート。(マレーシアマガジン=野本響子)
マレーシアで流行中の新しいスタイルのシーフート・レストランの支店。元々は2013年にペタリン・ジャヤである夫婦が始めたヒップスター・スタイルのレストランだ。現在ではマレーシアに6店舗、台湾に1店舗を構えるまでになった。今回は2015年にオープンしたクアラ・セランゴール店に行った。
独特な「シェルアウト」と呼ばれるお皿を使わないサービング・スタイルが特徴だ。シーフードや肉料理やライスを、茶色い「紙」の上に並べて直接広げ、複数人で混ぜながら食べるスタイル。人数は2−3人から楽しめる。かなりざっくばらんな雰囲気なので、気のおけない仲間や家族で行くのが良いだろう。
料理ができると、紙の上にどんどん広げられて行く。
今回は、カニ、エビ、貝、野菜のセットを食べたが、それぞれ味付けが微妙に違う。カニはクリーム味、エビと貝は辛めのチリソース、野菜もクリームソースで、これをご飯に混ぜてマレー式で手で食べると、それぞれが混ざった複雑な味となる。エビや貝、骨つきのラム肉などは手を使った方が食べやすい。
今回はシェルアウトだけではなく、シェルイン(食器に入った状態)の魚の煮込みとラム肉のグリル、トムヤムクンも注文した。特にオススメは辛めだが、赤いスープが特徴的なトムヤムクン。貝はピリ辛で、ラム肉はグリルした後、甘辛く味付けしてあった。どれも辛いので、辛いのが苦手な人は調節するように頼んだ方が良いだろう。
今回頼んだシーフードのセットの他、ラムグリルセット、タイセット、ウェスタンセットなどのセットも可能だそうだ。
ベビーチェアもあり、子供も楽しめる。今回の4種類(貝、野菜、エビ、カニ)のセットは2−3人用で49RM。ライスはつくが、飲み物は別料金となるそうだ。
クアラ・セランゴール店は水曜日休み。4時ー11時まで。他の支店は以下から確認を。
http://www.shellout.com.my/
https://www.facebook.com/theshellout/