アラダマンサラに日本の歯科医院が監修する歯科クリニックが開院

 

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dental health concept – beautiful woman pointing to her teeth版権: dolgachov / 123RF 写真素材

5月8日、サウジャナ地区にほど近いアラダマンサラに、さくらデンタルクリニックが開院します。先週行われた内覧会を取材して来ました。(マレーシアマガジン=野本響子)

場所は日本人学校にも近いオアシス・スクエアの入ってすぐ左側の二階。一階に「あおいファミリークリニック」があるビルの左側の階段を登ったところ、ドアを開けるとクリニックです。キッズコーナーを備えた待合室、診察室、そしてレントゲン室などが完備しており、明るく清潔な雰囲気です。

レントゲンは歯科用の最新大型レントゲン(Myray製)を導入し、歯の根っこや永久歯の位置など、骨の内部まで見ることができるそうです。

診察予約から薬まで、全て日本語で完了の歯科クリニック

大きな特徴の一つが、日本人スタッフが常駐し、予約から支払いまで、全てが日本語で完了することです。予約はLINEや電話(日本語)で可能で、支払いは今後はクレジットカードにも対応。診察科目は一般歯科、小児歯科、予防歯科、審美歯科。ホワイトニングやエアフロクリーニングなどにも対応し、矯正についても時期をみて対応していくそうです。

さくらデンタルクリニックの医師は日本で研修を受けたマレーシア人のチェリス先生です。英国エディンバラ大学の歯科口腔外科の学位を取得されました。

2011年から7年間、マレーシアの公立病院や小児歯科での経験を積んで来ました。特にスペシャル・ニーズの子供たちに対する経験を持っており、ダウン症や発達障害があり、治療を怖がってしまうお子さんの対応も可能です。

日本の大手歯科医院と提携。継続治療の引き継ぎも

東京の歯科医院が提携・連携し、帰国後の継続治療にも対応できます。日本で治療を続けたい場合には、連携している東京の歯科医院で引き継げるほか、引き継ぎ書を日本語で書いてもらうことも可能です。

監修するのは、東京にある市ヶ谷番町歯科クリニック。市ヶ谷番町歯科クリニックの理事長であり歯科医師でもある濱克弥先生(最初の写真の右側)は、

「基本的にマレーシアの歯科医療は日本と変わりません。実際に見てみると、驚くほど遜色がないのです。研修も厳しく、衛生管理もしっかりしているうえ、材料や機械など、国際的なレベルで見てもかなりのレベルにあります。ただし、日本の歯科医院との細かいやり方の違いはありますので、ドクターに日本に研修に来てもらうことで、日本のやり方を理解してもらいました」と話します。

この医院の大きな特徴は、日本での「引き継ぎ治療」に対応すること。例えば、マレーシアで緊急的な措置をして、後から日本で引き継いで治療することができます。

「例えば、1ヶ月日本に帰るのだけれども、どこまで治療を進めるのか、などの問い合わせに東京でリアルタイムで対応することが可能です」

また、内覧会にはヘルスケアリサーチの野村真弓博士も同席し、マレーシアの医療事情について解説してくれました。各国で医療事情についての調査を進める専門の会社を経営している野村先生はマレーシアに住んでいることもあり、マレーシアの事情について不安を持つ必要はないと話します。「私自身もマレーシアに住んでいますが、実は日本より医療事情が進んでいる部分もあり、安心してかかることができるレベルにあります。私が提案しているのが患者力をつけるということ。自分と歯科医師と一緒に問題を解決していくのだという前向きな意思が重要です」と話してくれました。

5月8日に開院しますが、当面は検診のみ対応。今回、マレーシアマガジンのスポンサーになっていただくことが決まり、治療開始時にはまたマレーシアマガジンでお知らせできると思います。

さくらデンタルクリニック

診察日 午前の部 9時〜13時 午後の部 14時〜18時 休診日 毎週日曜日、月曜日とセランゴール州の祝日

C-G-03,Capital 3, Oasis Square, No.2 Jalan PJU 1A/7A, Ara Damansara, 47301 Petaling Jaya, Selangor 日本語専用ダイヤル 017 667 6149 LINE(日本語)sakura.dental.my https://sakuradentalmy.com/

 

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