マレーシアのMM2Hビザの取得にかかる費用は?

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MM2Hはマレーシアの長期滞在向けのビザ

MM2H(マレーシア・マイ・セカンド・ホーム)は、最長10年間マレーシアでの滞在が可能なビザです。長期でマレーシアに滞在したい方には、最適なビザであると言えます。条件次第ではパートで働くことも可能なので、ビザの中でも特に注目されていると言えるでしょう。

MM2Hの申請前に準備したいこと

MM2Hを申請するためには、やはり書類の準備が大切。特に個人申請の場合には、用意するものが多く大変です。それでも、MM2Hビザさえ取ればマレーシアを拠点に周辺国を旅することも可能になるので、何とかして取得したいですよね。ここでは、MM2Hの申請前に準備しておくものを紹介します。

カバーレターを用意

カバーレターは、申請する書類一式の表紙になるものです。カバーレターには、MM2Hビザを取得したい理由を書きます。日本だと「家族の都合により」などの固いものになりますが、ここで書かれる理由は「MM2Hを夢見る理由う」です。マレーシアに、どれだけ情熱を持っているかを訴える表紙にもなるので意外と重要になります。

経歴書を書く

日本で言うところの履歴書にあたります。 学歴や職歴、専門技術がある場合にも、その旨を記載しましょう。特に様式はないので、ネット検索でヒットする形式が妥当かと思われます。

MM2Hの申請書を作成する

申請者の名前や住所などの基本情報を書く書類になります。形式が決まっているので、ネットからダウンロードすればOK。必要項目を埋めるだけなので、特に難しい書類ではありません。

IM12申請書を作成する

MM2Hの申請書とは別に「IM12フォーム」と呼ばれる申請書もあります。ソーシャルビジットパス用の申請書になりますが、この申請書も形式に沿って記入しなければなりません。申請書の原本とコピー2部が必要で、合計3部の申請書を送付することになります。

顔写真を撮っておく

パスポートサイズで4枚の顔写真も必要です。今後も申請書やビザ自体で使われることが多いので、なるべく良い顔で撮るように心がけましょう。体調の良い日に撮影するのが良いかもしれませんね。

パスポートのコピーを準備

パスポートのコピーには、原本とコピーが同一であることの認証が必要になります。多くの場合には、行政書士に頼ることが多いので自分で行わず確認をしましょう。用途を伝えれば、全て行ってくれますよ。

無犯罪証明を取得する

無犯罪証明は、国内の警察に行くと発行してもらえます。ただし、英語による証明書類が要件なので、発行後は業者による英語への翻訳が必要です。日数がかかる書類でもあるので、1番早めに手続きしておく方が良いでしょう。

オンラインで健康について入力

MM2Hの申請には、本人や家族全員が健康である旨を知らせる必要があります。マレーシアの公式HPに記入するページフォームがあるので。入力してダウンロードしましょう。

結婚証明書を用意

配偶者も一緒に滞在する場合には、結婚証明書の提出も必要になってきます。当然、独身の場合には必要ありません。

出生証明書の用意

これも同じように、お子さんがいる場合には提出が必要です。定義としては、21歳未満までとされています。色々な人種と接して、成長する過程を見守る立場としては知っておきたい内容ですよね。近年では、子供の教育を考えて移住するケースが多くなっています。

経済的証明書の用意

滞在する方の資産や収入を証明する書類で、過去3ヶ月間の状況証明が必要です。銀行の残高証明や給与明細、年金受給書などの内容になってきます。

宣誓書を作成する

諸々の申告内容に相違がないことを宣誓する書類になります。簡単な書式ですが、名前とパスポート番号を記載した上で内容に嘘偽りがないことを誓う大切な書類になります。

漏れがないかのチェックシート

チェックシートは、絶対に必要という訳ではありませんが準備項目が多いので、あるに越したとはないでしょう。最後に、準備した書類に漏れがないかをチェックするのは申請にあたって非常に重要です。1つの漏れがビザ取得できない事態に発展するかもしれないので注意しましょう。

MM2Hを取得する際の費用は?

MM2Hを取得するまでには、用意する書類も多いことから費用もそれなりにかかってきます。また、費用だけでなく申請条件として必要なお金もあるので、必要資金の感覚を掴んでおくのも重要です。ここではMM2Hビザ取得に関する費用を紹介していきましょう。

MM2H費用①申請代行業者費用

複雑な申請手続きの一連を申請代行業者へ依頼する方法もあります。ビザエージェントとも呼ばれる申請代行業者の料金は、おおむね19万円ほど。現地に日本人の担当者が常駐している場合も多いです。マレーシアでの主なエージェント先では「Step1 Malaysia」や「JMマイセカンドホーム・コンサルタンシー」が有名。日本人が常駐しているのはポイントとして高く、申請代行以上の価値があると言っても良いでしょう。

MM2H費用②申請書類費用

MM2Hは、申請者本人だけでなく家族に対してもビザの発給を受けることができます。ただし申請自体は、あくまで申請者本人を中心に進めるので費用のほとんどは申請者本人に対するものです。 申請時に必要な書類を下記にまとめていますが、高い頻度で内容が変更されます。あくまで参考程度に止めた上でチェックしておきましょう。

必要な書類 備考 費用
パスポートのコピー 帯同させる家族がいる場合には、家族分も必要
コピーと証明する認証も必要になる
3,000〜5,000円
証明書用の写真4枚 家族分も必要 30〜200円
資産証明(英文の残高証明書) 三井住友銀行の場合は1通860円 2,592円
犯罪経歴証明書 住民票が必要 申請書:6,300円程度 

住民票:200円

収入証明(3ヶ月間の銀行明細) オンライン上で入力 無料
戸籍謄本 コンビニで交付可能 350〜450円
MM2Hの申請書 ダウンロード可能 無料
最終学歴と経歴書(過去10年) カバーレターと申請書に使う 無料
健康申告書 ダウンロード可能 無料
金融機関への確認同意書 ダウンロード可能 無料
勤務先/収入の確認同意書 ダウンロード可能 無料
帯同者への責任宣誓書 ダウンロード可能 無料

用意する書類自体に難しいものはありませんが、英文による銀行の残高証明書の手数料が金融機関によって違うので注意が必要です。また、書類を郵送する際のEMS料金も事前にチェックしておきましょう。

MM2H費用③仮承認後の費用

申請後に仮承認が下りたら、いよいよビザの取得になりますが、この時にも費用がかかってきます。流れとしては「健康診断」「医療保険の加入」「ビザ代金の支払い」になります。またMM2Hの10年ビザを取得するにあたって、事前にシングルエントリービザを取得する必要もあります。(取得しない場合には別途支払いが必要)それらも踏まえて以下に詳細を記載しているので、参考にしてみてください。

項目 費用
健康診断の受診 900〜1,800円
医療保険の加入 10,680円
シングルエントリービザ 15,000円
10年ビザ(MM2H) 27,000円(年間)

MM2H費用④定期預金に一定金額が必要

申請の時点では必要ないものの、仮承認のタイミングで一定の金額を預金しなければなりません。年齢によって条件が異なるので、詳細を以下に記載しました。

条件 内容
50歳未満の場合 仮承認が下りた後に30万リンギット(約810万円)をマレーシアの金融機関に定期預金する

引き出しに関しては、2年目以降から可能

但し、医療費や家の購入、子供の養育費目的に限り15万リンギットまで

50歳以上の場合 仮承認が下りた後に15万リンギット(約405万円)をマレーシアの金融機関に定期預金する
引き出しに関しては、2年目以降から可能
但し、医療費や家の購入、子供の養育費目的に限り5万リンギットまで

MM2H以外のビザと費用の比較

MM2H以外にも、ビザの種類はいくつかありますが申請時の費用は大きく変わりません。ただし、申請条件などがビザの種類によって大きく変わるので注意しましょう。マレーシアで「どのような生活がしたいのか?」「現地で働くのか?」を考えた上でビザの手続きを進めことが大切です。

大項目 小項目 条件 費用
短期訪問ビザ
  • 90日以内で観光等の目的であること
  • パスポートの有効期限が入国時点で半年以上ある
  • 入国した段階でマレーシアを出国する航空券もっている
普通:13,200円
緊急:15,400円
就労ビザ 雇用パス
  • 現地での雇用が決まっている
  • 月5,000RM以上の給与取得
  • パスポートの有効期限が18ヶ月以上
レジデンスパス
  • 国家重要経済分野における優秀な人材が対象
プロフェッショナルパス
  • 特別なプロジェクトや技術指導者が対象
  • 1年未満の滞在
一時就労パス
  • 日本で給与が支給される等の出張者が対象
学生ビザ
  • 留学者が対象
  • 学校によって年齢制限がある
  • 指定の保険に加入
配偶者ビザ
  • マレーシア人と結婚している人が対象

まとめ

マレーシアは、近年人気の高い移住先として話題になっている国でもあるのでビザの部分は把握しておきたいところです。中でもMM2Hビザは、取得した後の自由度も高いので場所を必要としないソーシャルワーカーから高い注目を集めています。MM2Hの取得には、申請時の費用だけでなく収入面におけても一定の経済力が必要となるもの。 一定の成功者だけが身を置ける環境のように思うかもしれませんが、多様化が進んでいる今の時代においては誰しもチャンスを握っていると言えます。国内が窮屈になった時に、マレーシアへの移住という選択肢があれば視野も広がって新たな人生設計ができるかもしれません。

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