【マレーシア健康ニュース】海外生活で心が疲れてしまったらどうしたらいいの?

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アラ・ダマンサラのあおいファミリークリニックさん提供による健康ニュース。今回は海外に来た人にも無縁ではない「心の病」について、一問一答で教えてもらいました。

 

日本は世界的に見てもストレスの多い国です。しかし海外には違う種類のストレスがあり、海外に来て「心の病」に悩む人もいます。今回は「心の病」についてみなさんの疑問に答えていきます。

 

慣れない「外国暮らし」や言語の違いで起きるストレスもある

ーーマレーシアで、慣れない外国暮らしでストレスがかかる人がいます。精神科にかかりたいと思った場合、どのような手段があるのでしょう。
当クリニックでも軽度の症状でしたら、診察が可能です。症状が重い場合や特殊なお薬が必要な場合は精神科の先生へと紹介状を書かせて頂きます。また、大きな病院に直接行って頂いても診察を受けることが可能です。

 

ーー具体的にマレーシアのクリニックではどのような相談が多いですか?

当クリニックでは駐在の奥様、現地採用や留学生の女性からの相談が多いです。周りの人に頼れなかったり、1人でどうにかしないといけないと思いつめてしまったり、慣れない海外生活からくるストレスや言語の違いによって自分の言いたいことが言えないなど多くのストレスを抱えています。また、留学生ではルームメートと合わないなどの原因で悩んでいる方が多いです。

 

ーー外国で生活する人が、気をつけたほうがいいことはありますか。

海外の人たちは日本人の私たちとは考え方が根本から違います。私たちが気にして、悩んでいることでも相手は何も気にしていないことがよくあります。コミュニケーションがうまくいかずに悩んでしまったり、小さなことを気にしたりしているのは、日本人だけだったりします。「気にしすぎないこと」が大切です。
また、海外ではコミュニティーが狭まりやすく、一定の人たちとの接点しかないことがほとんどです。家族や会社の人、同じコンドミニアムに住む日本人など、「この中から外れたらどうしよう…」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
このような場合には、趣味を探し、積極的に人との交流の場を広げるようにしましょう。

 

ーー薬の種類が日本と違うのではと不安な人もいるようですが、同じものもあるのでしょうか。

海外で同じ名前のお薬を探すことは難しいことがありますが、同じ成分のお薬は多くあります。薬の含有量の違いで、割って服用する場合やご希望に添えない場合もありますが、当クリニックでも以前から患者さんが飲んでいるお薬の成分を調べて、できる限り患者さんの希望に添えるように処方しています。

 

ーー精神科の値段を心配する人が多いですが、保険は効かないのですか。

日本にいる時から精神科に通われていた場合には、保険はききません。ですが、海外に来られてから発症し、保険会社が提携している病院で医師の診察を受けた場合には建て替えになる可能性もありますが、保険の適用が可能です。また、精神科の治療は長期に渡ることがあります。多くの海外旅行保険は初診日から180日という決まりがありますので、180日を越える場合には自費での支払いになります。詳しい内容はスタッフもしくは保険会社へお問い合わせ下さい。

 

「心の病」は全ての人がかかる可能性がある病気です。1人で悩んでいても解決しません。かかってしまったからといって、「自分のせいだ」と思いつめることはないようにしましょう。「心の病」は治る病気なので、1人で悩まずに早めに相談しましょう。

 

 

あおいファミリークリニック

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(参考資料)https://minacolor.com/parts/20/articles/2509/

 

 

 

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