マレーシアに住む日本人の暮らし方・様子

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マレーシアの暮らしってどんな感じなんだろう? とイメージしたい方のために、インターナショナル・スクールに子供を入れている主婦の1日のモデルケースをご紹介します。保護者ビザの関係もあり、母子移住している家庭も多いですが、今回ご紹介する両方とも、母子で来ているパターンです。対照的な2つの家庭を見てみましょう。(細かい情報は、個人情報を守るために変えています)

ケース1 専業主婦ミカさん(仮名)の場合

30代・世帯年収(推定800万)、既婚

ミカさんは、インターナショナル・スクールに子供を2人入れています。教育移住を目的として来て、夫は東京でサラリーマンとして働いています。子供たちはそれぞれ学生ビザ、本人は保護者ビザで滞在しています。

普段の生活・様子

6.30

マレーシアの学校は早くから始まることが多いです。ローカルの学校では7時台からスタートすることもあります。

Aさんの家は子供2人を郊外のインターナショナル・スクールに入れていますが、学校が始まるのが8時から。しかしAさんの家から学校までは30分以上かかる上、朝の渋滞のため、バスは朝6時半にくるのです。

まだ暗いうちからお弁当を作り、子供を起こして制服を着せたら、学校バスが来る6時半にはコンドミニアムの玄関まで子供を連れて行きます。

子供を送り出したら、ゆっくり朝食を食べます。朝食は、スーパーで買ったパンと卵、野菜で簡単に済ませています。
(子供たちは、学校で朝ごはんを食べます)

8.00

朝ごはんを食べたら、軽く掃除と洗濯を済ませ、Grab(配車サービス)を呼んで、市場に食材の買い出しに行きます。
今日のお目当ては、特に豚の薄切り肉は、市場でまとめて買うことにしています。注文して、用意してもらうまでに20分ほどかかるので、残りの野菜などを買います。

帰ったら、食材の下処理です。マレーシアでは買った卵を洗って使うのが普通。卵を洗ったり、まとめて買った豚肉を小分けに冷凍したりしておきます。

11.00

現地でできた日本人の友人とランチに行きます。マレーシアは車社会なので、スマホからGrab(配車サービス)を予約して、近くのショッピング・モールで待ち合わせをします。マレーシアは外食が安いので、比較的気楽に外で食事できます。

最近気に入ってるのは、モールにチェーン店として入っている韓国レストランです。
友達と別れ、モールにあるスーパーで日用品の買い物をします。

14.30

残りの家事を済ませ、部屋の掃除をします。掃除はメイドさんを頼んでいる家庭もあるようですが、人を家に入れるのが面倒なので、自分でやっています。

マレーシアでは午後から雨になることも多いので、洗濯物を取り込んでおきます。
子供が帰ってくるまでに、残りの家事を済ませてしまいます。

16.00

子供たちが帰ってくる時間です。バスのお迎えのためにコンドミニアムの決められた場所で子供を引き取ります。その後、子供たちはコンドミニアムにある公園で遊んだり、プールで泳いだりします。暑いので、外で遊ぶのは夕方、日が落ちてからの短時間になることが多いです。

18.00

子供の様子を見ながら、食事を作ります。Aさんの家は母子移住なので、親子3人でご飯を食べることが多いです。食事を作る気力がない場合は、Grabフードを注文することも多いです。

19.00

リラックスタイムは、子供たちと日本のテレビを見て過ごすことが多いです。ときには、子供の宿題に付き合ったり、明日の準備をしたりします。

21.00

全員でサッとシャワーを浴びて、就寝です。

ケース2 兼業主婦サヤさん(仮名)の場合

女性・40代・所得年収(350万円)、シングルマザー、子供1人

サヤさんは、現地採用で働きながら、小学生の子供をシングルマザーとして育てています。学費は元夫からの養育費を当てています。
職住接近を考え住居を選び、学校も近くの安いローカルインターを選びました。

普段の生活・様子

6.00

起床。子供たちを近所のインターナショナル・スクールに車で送っていきます。ローカルインターは朝が早く、サヤさんの学校も、7時30分からスタート。子供たちは、学校で朝礼後に朝ごはん(給食)を食べます。お昼も給食なので、お弁当は作っていません。

8.00

子供たちを送ったら、そのまま近所の会社に出社です。サヤさんは、ローカルの会社で営業として働いています。多国籍に展開しているため、日本語での対応チームがあるので、サヤさんは、そこの一員として仕事をしているのです。ボスとは英語ですが、顧客は日本人。主に電話で仕事します。

13.00

会社でランチ。サヤさんの会社には社員食堂があるのですが、気晴らしに近所にあるモールに行くことも多いです。華人の同僚たちと、「経済飯」と呼ばれる安い中華料理に行くこともあります。

18.30

終業。マレーシアの会社は結構ハードワークなところも多いのです。そしてそのまま子供を迎えにいきます。子供はクラブ活動(有料)の後、近所のナーサリー(保育園)で預かってもらっています。そこで宿題などを見てもらうこともあるようです。

19.00

ナーサリーから子供を引き取って、そのまま近所のモールで外食です。今日は子供の希望で日本料理ですが、毎回日本料理だと予算をオーバーするので気を付けています。家でGrab Foodで、出前を頼むこともあります。

20.00

子供をお風呂に入れて、宿題を見ます。ローカル・インターの場合、宿題の量が多く、毎日大変です。また、英語が弱いので、英語の本を一緒に毎日読んでいます。

22.00

子供が寝たら、インターネットをみたり、好きな韓国ドラマを見て過ごしています。

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