【マレーシアで子育て】失敗しない幼稚園選びのポイントは?

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マレーシアに子連れで移住する場合、どうやって幼稚園を選べばいいでしょうか?
モンテッソーリ式、中華系の好むお勉強系など、いろんな幼稚園があります。日本の幼稚園もありますし、日本人が多いコンドミニアムの中に入った園もあるようです。

マレーシアの幼稚園・保育園にはさまざまな形態があります。
ショップロットと呼ばれる商店の一角を使うところ、一軒家を改装したところ、モールの中に入っているものなど、インターナショナル・スクールと併設されているところなど、選びたい放題。

カリキュラムに関して非常に大雑把に言えば、日本よりずっと「お勉強重視」のところが多いです。逆に「泥んこになって、ずっと外で遊ばせたい」と思っていると、選択肢が驚くほどありません。日中が暑く、蚊などもいるため、外遊びをずっとさせるには向かない環境でもあります。

ポイント1 子どものビザが出るかどうか

親の労働ビザやMM2Hビザなどで、ビザがすでにある場合をのぞいて、幼稚園選びで第一に気にするべきは「ビザが降りるかどうか」です。「ビザは6歳以上から」という条件が付く場合もありますし、一部のインターナショナル・スクールを除いて、ビザはなかなかおりにくいのが現状です。園によって異なるので確認します。

ポイント2 園庭があるか・外遊びがあるか

マレーシアの幼稚園には園庭そのものがないところ、外遊びがないところも珍しくありません。日本とは大きく環境も違い、また治安の問題もあるためです。ここにこだわる方は、どの程度外遊びがあるのか、どんなことをするのかとともに園庭の様子を見学時にチェックしておくと良いです。園庭がある場合、セキュリティも見ておくのを忘れずに。

ポイント3 勉強はどの程度させるのか

次に、園では何をさせるのか、特に勉強をどの程度させるかをチェックします。

マレーシアの幼稚園を見学してみると、早くから勉強を教えるところが多いです。特に語学はマレーシアでは必須です。「遊び重視」と唄っているところでも、たいてい、英語・中国語・マレー語・算数・科学を教えます。マレーシアの公立学校は2、3ヶ国語を教え、小学校6年には統一テストもあるため、勉強のスタートは早いのです。

これは「ゆるい」と言われるモンテッソーリ系やインターナショナルスクールでも同様です。息子が短期間通った幼稚園は、英語・算数・科学を教えていました。

また、宿題が出るかどうかもチェックポイントです。中華系の園などでは、毎日ドリルなどが課されることも少なくありません。

ポイント4 体罰はあるか

少なくなってはきたものの、今も体罰があるところも結構多いです。中には、ケーンと呼ばれる棒を使うところもあります。

余談ですが、ある学校で子供を手で叩いた教師がいたのですが、「ケーンではなく、手で叩くとはひどい」とクレームになったことがありました。いろんな考えの人がいます。

ポイント5 食事はどうなっているか

園によっては食事やおやつが出されることもありますが、気になる方は、どんなものが出るか確認しましょう。アイスクリームや市販のお菓子が出てくることも多いです。また逆に、お弁当を持っていける場合は、ムスリムに配慮したハラルのお弁当が必要と言われることもありますのでここも注意。ハラルが必須になっていると、ベーコンや豚肉を使ったハンバーグなども持っていけないことがあるためです(形が見えなければOKとするところもあります)。

ポイント6 送り迎えはどうなっているか

最後に送り迎えのバスがあるのか、どうやって子供を送るのかをチェックです。渋滞などがあり、バスの時間があまりに早いと、子どもの通学時間が長くなり、負担になることもあります。

マレーシアでは幼稚園のみならず、小学校・中学校でも割と転校・転園は普通にあることなので、「間違った」と思っても、入学金さえ払い直せば、他の園に移ることができます。
良いマレーシアライフをお過ごしください。

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