チャイナタウンの隠れ家カフェ「Merchant’s Lane Cafe」

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クアラルンプールのチャイナタウンに少しずつ新しいカフェが増えている。「Merchant’s Lane Cafe」もそんなカフェの一つ。元娼館だったという廃墟を少しずつ改装、中央には廃墟だった頃に生えてしまった木が残されており、ムード満点だ。マレーシア観光局の推薦で訪れたのでレポートする。(マレーシアマガジン=野本響子)

 

「Merchant’s Lane Cafe」はチャイナタウンのペタリン・ストリートにある廃墟を改装して作ったというカフェ。
古い店舗の二階にある。入り口は小さく地味でわかりにくく、隠れ家ムード満点の店だ。緑色に塗られた扉を開けて階段を上がる。

 

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すると驚くほど天井が高く、大きな空間が広がる。奥行きもあり、中庭を挟んで奥にも客席が続いている。まずは全体をゆっくり歩いて、好みの席を見つけたい。

 

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なかでも、中庭は必見。後ろの壁をよく見ると、木が生えている。この建物はかつて廃墟だったのだが、その頃に生えてしまった木なのだそうだ。いったいどうしてこんな高いところに木が生えてしまったのだろう? と不思議だが、まずは見て欲しい。

 

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若いローカルを中心に人気となった店だが、訪れた日は西洋人も多く来店していた。

 

メニューは各種コーヒー、紅茶、ケーキを始めとするデザートのほか、マレーシアの伝統料理と西欧料理をアレンジしたオリジナルの料理も楽しめる。

 

今回は、ベジタリアンのバジル・スパゲティと揚げ物の盛り合わせ、サーモンをいただいた。メニューにはマレーシア料理のレンダンとパスタをあえたものも登場。味はマレーシア風なのに食感は西洋風、という不思議を味わえる。

 

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オーナーのケンさんは、チャイナタウン出身。チャイナタウンを良くしたい、もっと文化を見せたいとここを改装してレストランにすることを思いついた。オープンして3年くらいになるという。

 

元々は売春宿だったというこの場所はもう5年ほど廃屋になっていた。アジアと西欧の融合した雰囲気が魅力の店だ。

 

所在地: 150, Jalan Petaling, City Centre, 50000 Kuala Lumpur, Wilayah Persekutuan Kuala Lumpur
電話: 03-2022 1736

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