在住者が教えるマレーシア移住の10のメリット

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マレーシア移住が人気です。財団法人ロングステイ財団のリリースによれば、2018年の「ロングステイ希望国」のトップは13年連続でマレーシア。次にタイ、ハワイ、フィリピンと続きます。最近ではアーティストなどの有名人が注目していることでも知られるマレーシアの魅力とは何でしょうか。

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マレーシアが根強い人気を誇る理由としては、お金さえあれば長期のビザが取りやすいこと、気候、治安、医療水準やメディアの影響が報告されています。

「ロングステイ財団調べ『ロングステイ希望国・地域2018』」
https://www.longstay.or.jp/releaselist/entry-2626.html

なお、日本人だけではなく、海外からの駐在員からも、マレーシアは「住みやすい国」のトップ9に入っています。一位は台湾、日本は59位です。

https://www.internations.org/expat-insider/2019/best-and-worst-places-for-expats-39829

もちろん、実際には、住んでみないとわからないこともいっぱいあります。
マレーシア移住のメリット、いろんな意見がありますが、ここでは現地に住む人間から、なぜ、この人口3000万人ほどの東南アジアの小国が人気なのか、在日邦人がマレーシアの良さとしてあげているのはなんなのかを考えてみました。

1 気候がいい

「ロングステイ希望国」を見ると、タイ、ハワイ、フィリピン、マレーシアとどこも南国です。赤道に近いため、熱帯雨林気候となり、年中高温多湿と言われています。ところが、在住者に行くと、「日本の夏より、過ごしやすい」という声も多いのです。滞在してみると、日陰に入ると涼しく、エアコンがなくファンのみのレストランが多いことに気づくでしょう。

もう一つ、「気候の変動が少ない」をメリットとしてあげる人も多いです。四季のある日本では、季節の変わり目に体調を壊しがちな人は、気候が安定することで、体調も安定するというのです。

2 物価が安め

テレビなどでは「物価が安い」として取り上げられるマレーシア。実際にこれに関しては在住者の中でも意見が違い、「言われているほど、安くない」という人もいます。もちろん、それぞれのライフスタイル(日本食を食べるか、現地の人のように生活できるか)によってさまざまですが、大きな要因を占める家賃や携帯電話代などはとても安い。一方で、酒類や車など、日本より高額なものもあります。また、物価上昇率は3.7パーセント(2017年)と毎年2−4パーセントで推移しています。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/malaysia/data.html

3 多民族・多文化

マレーシアの大きな特徴が、多民族・多文化の国家であること。国教はイスラムで、一番多いのはマレー系マレーシア人ですが、華人やインド系、そのほかに多くの少数民族で構成されていて、「マレーシア人とはこういう人」という定義がしにくいのです。そのため、外国人が入り込んでも、一つの価値観を強制されることがなく、居心地が良いのだという人もいます。また、、比較的穏やかでフンドリーな人が多いことでも知られています。

4 医療が整っている

医療制度が整っていることをあげる人も多いです。マレーシアは現在、国を挙げて医療ツーリズムを推進しており、海外から治療のために来る人も増えています。米国の治療費に比べると、安く治療を受けられるというメリットも大きいです。医師免許の体系は英国と共通していますが、日系のクリニックもいくつかあり、日本語で診察を受けることも可能です。
https://medicaltourismmalaysia.com/
Health travellers who visit Malaysia save 65% to 80% on health cost compared to the cost in the US.

5 ビザが取りやすい

長期滞在ビザであるMM2Hや学生ビザなど、長期滞在する外国人が、比較的、ビザが入手しやすいのもマレーシアの良いところです。

6 政治が比較的安定

2018年5月の第14回総選挙において、マハティール・モハマド氏が率いる政党連合が勝利し、初の政権交代となりました。大規模デモなどはときどき起きていますが、他の東南アジア各国と比較すると、比較的政治が安定しています。また、英連邦の国であり、法体系は英国に準じます。

7 災害が少ない

マレーシアは地震がほとんどない国です。地震がゼロではなく、インドネシア・スマトラ島の余震を感じたり、津波の被害を受けたことはありますが、大きな地震はほとんど報告されていません。また、台風も火山もほとんどありません。

一方で、マレーシアで気をつけるべきは、特に雨季によく起きる洪水と雷。乾季には、ヘイズといって、煙害が発生します。ただし、一年中あるわけではありません。

8 英語が通じやすい

マレーシアの国語はマレー語ですが、マレーシア人の英語力はアジアでもフィリピンなどと並び高いことが知られています。都市圏ではほとんどの場合、英語が通じ、イベントの司会も英語で行われることも多いです。また、マレーシアの国語であるマレー語も習得しやすいと言われる言語です。

9 比較的治安が良い

一般的に「治安が良い」と語られることの多いマレーシア。実際に住んでみると、日本よりも犯罪件数は多く、体感治安はさほど良いと感じない人もいます。しかし周辺のアジアの国に比べると、社会情勢は比較的安定していると言われています。

10 教育の選択肢が多い

最近、マレーシアには教育移住で来る親子が増えており、テレビなどでも度々取り上げられています。英国式、IB、米国式など各国のインターナショナル・スクールは外国人を受け入れてくれるので、子供の多文化教育の拠点としてここを選ぶ流れがあります。

まとめ

まとめますと、以下のようなメリットがあります。

1 気候がいい
2 物価が安め
3 多民族・多文化
4 医療が整っている
5 ビザが取りやすい
6 政治が安定
7 災害が少ない
8 英語が通じやすい
9 比較的治安が良い
10  教育の選択肢が多い

もちろん、上記は個人により意見が分かれるところもあります。ぜひ自分で見てみることをお勧めします。

マレーシア移住のデメリット5点とは

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