【クアラ・トレンガヌ】Batu Bersurat(記念石)
クアラ・トレンガヌはイスラム教が東南アジアで最も早く伝わった場所だと伝えられている。その証拠となるのが1887年に発見されたこの石碑だ。
クアラ・ベランの「バツ・ベルスラット(記念石)」は、マレーシアの歴史においては重要な石碑だ。マレー語ではバツは石で、ベルスラットはマニュスクリプト(文章)の意味。英語では「Memorial stone inscription」と訳されているようだ。
この石碑は、トレンガヌ州のあるモスクのドアマットの上にあったものだと伝えられており、イスラムの教えを地元の人に伝える内容。ただし、これは石碑の半分。残りの上半分はまだ見つかっていない。
入り口はこんな感じ。周囲には何もないところなので見過ごさないようにしたい。
石碑は、14世紀のトレンガヌの人にイスラムの規定を伝える内容となっている。石碑はジャウイ語で古代のマレー語・サンスクリット語・アラビア語が混じった言葉で書かれている。石碑の日付は1303年で、ここから1世紀の初期にすでにイスラム教が伝達されたとされる。ガイドによれば、イスラム教を伝えたのは預言者の弟子で、イラクのバクダットからきたと言われている。。
石碑によれば、イスラムが伝来したのは702ADとなっているという。その後、マレーシアからインドネシアなどに伝達していったとも言われているそうだ。
記念碑は1992年四月にトレンガヌ州首相によってこの地にオープン。
隣にはサッカーゴールのある農場が見える。
所在地: Kampung Buloh, 21700, Kuala Berang, Terengganu, Kampung Buluh, 21700 Kuala Berang, Terengganu
電話: 09-681 1211